私は社会化のドッグトレーナー 第3章

犬の森発 吠える咬む犬の問題行動研究所 @小田原

(名前)⇔(おやつ)は対提示のネーミング

長いタイトルですね^^;

リードの長さ分犬が前に行っている・・・ 我々は3メーターリード使っていますので、3メーター先に犬がいるということですが。 まあ、その時、どう対処するかは次にお話ししますね。

今日は名前を呼んでおやつ、の間違い探しです。

超小型犬の場合、おやつを使うとフード、食事に差支えるときがありますよね。 そういう時は嗜好性の高い良質のセミモイストフードを使うと良いと思います。

下の写真のように小さくしたものをもっと小さくするようにしてみてください。

○リードの長さ分犬が前に「ここで名前を呼んでおやつ」ですか?

○犬が窓際に向かって走って行き、警戒吠えをしています。ここで名前を呼んでおやつで、 犬を呼び戻せばいいのですか?

いかがですか?

では、次に・・・実際によくある犬と犬との出会いのシーンから。

お互いにリードをつけた状態で、初顔合わせの犬が5メーターくらい近づいたところで 私の犬がカーミングシグナルを出しました。(=地面の匂いを嗅ぎました) 相手の犬は頭を下げてはいるもののじっとこちらの犬をがん見しています。 私の犬の背中の毛が少し立つのが見えました。 相手の犬側の耳が相手の動向を捉えようとしているのが見えます。 そこで私は 犬の名前を呼びました。すかさずいいこねと。

ポイントは カーミングシグナルを出している犬に、名前を呼ぶ意味があるのか。 次。 名前を呼んでおやつは、無条件に犬がうれしいもの(=おやつ)と同じように嬉しい気持ちが湧きあがる ように条件づけたい音(=名前)の対提示ですが、 ここでは 名前を呼んでいいこね、をしています。 言い換えると名前といいこねを対提示しつつ、相手の犬と、また不穏な空気そのものに 対提示(名前+いいこね)をしている、ということが言えますが・・・ なぜこのように行うのでしょうか?

これも一種の介入で、声のインターセプトにもなります。

さて、質問やら、ヒントやらいろいろ登場していますが、いかがでしょうか? 今までブログを読み進めてきて、ストンと理解していただけますか?

明日説明します。

 

Copyright © 2021 私は社会化のドッグトレーナー All rights reserved.