多くの飼い主さんが、
何が正しくて何が間違っているのか、その線引き、または正しさの定義
物差し、指針、となる物を探しています。
犬の一生は短いから、方法は厭わず問題となる行動を早く直して
人間がまず楽しく暮らさなくては。
人間が楽しくなければ犬も楽しくないよね、
・・・と。
確かに、人間が楽しくなければというところは理解できます。
ただし、
方法は厭わない結果、ずっとどこかに、後ろめたい気持ちや後悔があれば
振り返って楽しかったか?と?
言えないと思いますよね。
そういう自分自身の生きざまにつながる話になるから、飼い主さんに切り込む作業、であるのです。
と同時に、専門家の資質に関わる話になる。
基礎的トレーニングを教えるだけがトレーナーではなく
家庭全般の困りごとに寄り添うのがトレーナーの役目なので、
志高い方は、この世界に入って早々、挫折を感じる…方が多いですね。
あまりにも犬に対してひどい仕打ちが一般的になっていることに心を痛めるから。
自分が師事している方の方法をとやかく言われると、相手の方が正論であっても
間違ったことを擁護する姿勢。それが炎上につながる。
しつけの話を真面目に公開の場で語れないのは、そういう未熟さがあるがゆえだと思います。
方法を問うているのにいつの間にか人格否定の場になる。
私たちは何を守りたいのか。
どう生きたいかかということにもつながってきますね。
2011年、震災の時にとても感銘を受けたある学校の校長先生のお話。
http://niiza.rikkyo.ac.jp/news/2011/03/8549/
真っ直ぐにくそまじめに・・・
犬に応えたいと本気で思って・・・。若い頃には気づかなかったいろいろな思いがあります。
失敗したくて失敗するわけじゃないんですよね。
行動の奥に、不安があるなら、まずはその不安に寄り添える気持が大切だと思うのですよね。
その気持ちがあるから、犬はその優れた直観力で応えてくれるのではないかなと思います。
今日もよろしくお願いいたします。
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