私は社会化のドッグトレーナー@犬の森

犬の森発 吠える咬む犬の問題行動研究所 @小田原

人間の世界でもいろいろなので

コメントの中の
子供のころ体罰を受けてもその先生を嫌いになるどころか
尊敬できた、という意味の書き込み。

それについて、今日は私の考えをこちらに書きます。

いじめや学校問題の根底にある問題がここにあると思います。

大人になった今も尊敬と好きという気持ちは変わらない
では、
大人になって結婚してご主人から同じことをされたらどうかな?
職場でそういう上司がいたらどうでしょう?
ご近所の方が、ごみの出し方が悪いと竹刀で叩く人だったら?

というようにそれは非常識なんですね。わかりますか?

学校といういびつな世界で起きる事柄、そしてその場だけでなあなあに済まされる
力関係。
それはいじめにも現れます。
子供だから、弱者だから、目障りだから
そしてそれに疑いを持たない人間が、社会に出て同じような考えで生きる、そのように行動できない時フラストレーションがたまる。

何処かで断たなければいけないのですね。
それが子供の時代で出来るように、大人は叱らないで叩かないで
学習理論に則って教育しなくてはいけないのです。そのための教育を、教師が受けていない
それが問題ではないかなと思います。

子供だから
犬だから
弱者だから、
叩かれて当然だから・・・?
いびつな論理ですね。

叩かなくても教えられるテクニックを教師が学んでいない、
叩くことを辛抱してNOを教えられるのが本当の意味での大人で。

闘う時には闘わず、
弱いものに向けて力を誇示するのは、未熟な証拠だと私は思っています。
闘う相手が違ってませんか?

ということを思うのですね。
こういうことに真剣に向き合って行けばおのずと、犬たちに対してどのように向き合えばいいのかも
明らかになってくるはずです。
しつけのフリをした暴力はいけませんね。
こんな簡単なことがストンと腑に落ちないくらい、我々は未熟だ、時に未熟さを現す、ということではないでしょうか。



暑い日が続きますね。お体ご自愛ください。

コメントのお返事が遅くなりますが、お待ちくださいね。
今日は名古屋座学ですので、帰って来てから順番にお返事します。


今日もよろしくお願いいたします。
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