社会化のキーワードの理解は大丈夫でしょうか?
社会化のトレーニングは子犬だけのものではありません。
また、
社会化のトレーニングには
強制も暴力もNGです。
そして、迷いを捨てましょう。
犬たちにとって何が必要かを、よく考えてください。

攻撃性の芽・・・
これが現れた瞬間、
凍りついたあなたは
尋常でない精神状態になっています。
なので、
わらにもすがる気持ちで、
支配性の現れであるという、従来の犬への考えを受け入れていませんか?
(たとえ、支配性の現れだとしても、子犬のころから
支配性をコントロールする=リーダーシップをとる
その努力で、犬は従おうとしますが・・・)

お話ししましたよね?
攻撃は、防衛であると!
「何にもしていないのに、咬んだ」
本当に何にもしていないのか?
あなたがそう思っているだけで、犬は脅威を感じていたのではないか?
犬の表情を読み取りましたか?
カーミングシグナルを、犬は発していませんでしたか?
本当にすべきか、本当は後回しでもよいことをあなたが犬にしたのは
ただ・・・気持ちが急いていたからではないか?
社会化のトレーニングは、はっきり言って
うざったいです。
余計な御世話かもしれない。
大人になって自分の方法を否定されるのは、
腹立たしいことかもしれないです。
しかし、家庭の中で暮らす犬を育てるときに必要な事は
懲らしめる事でもなく、服従させる事でもなく
本能を押さえる事でもありません。
ただひとつ。
慣らすことです。
慣れていない事には自信が持てませんよね?
あなたもそうではないですか?
言葉も通じない場所に連れて行かれたらあなたはどんな気持ちか、
生活習慣のわからない場所で、
どんなに心細いか、
この気持ちを持ってください。
犬たちはまさにその気持ちで暮らしています。
「ヴ~~~」
と唸った。
「ノー!」「だめ!」
ではなく
「大丈夫よ」
と言ってあげられる余裕はありませんか?
唸りは防御。
防御が通じなければ、攻撃に転じる可能性もある。
通じない唸りをあきらめて、唸ることなく攻撃させてしまうかもしれない。
犬は基本的に臆病ですから。
そこのところをわかってやってほしいです。