私は社会化のドッグトレーナー@犬の森

犬の森発 吠える咬む犬の問題行動研究所 @小田原

甘噛み

稲毛お散歩トレーニング、前期日程終了しました。

予想以上に暑い日になってしまいましたが
元気一杯、新しいお仲間と、お帰りなさいのお仲間を迎えて笑顔でゆるりと歩き切りました。
ご参加の皆様いつもありがとうございます。

てん母さんのブログと
http://tentocarpdaisuki.blog135.fc2.com/blog-entry-250.html

やなおちゃんのブログ記事。
http://mimihana3387.blog90.fc2.com/blog-entry-453.html

ワンコさん、飼い主さんのリラックスした様子をご覧ください。

7ヶ月のゴールデンパピーちゃん。
この月齢にしては大人しいと思いますが(笑)
色々なアドバイスをしたがる方にこれからも出会うと思うのですね。
「大型犬だから今のうちにびしっと」
とかね。
ただ、お話させていただいた要点はですね^^;
アドバイスしてくれた飼い主さんの傍らの犬が、笑顔かどうか(リラックスした笑顔は
見て分かりますよね?表情筋が緩んでいます。口を固く結んでいません。口をあけていても
ストレススマイルのような硬さのある笑顔もあります)
リラックスできているか。びしっとしていなくても^^;いいから飼い主さんの声が届いているかどうか。
でそのアドバイスを聞くかどうか、判断してくださいねと。
うのみにする必要はなくて一度反芻してみたいものだと思います。


甘噛みについて

私的にお勧めというか私の犬育ては、
「犬のように育てる」
私自身が犬になって、遊ぶという意味です。
ただしこの方法は皆さんに出来ないですよね。
歯が当たっては噛まれたと、凹んだりことさら怯えてしまう初心者飼い主さんにとっては無理。
甘噛みのカテゴリーです。
http://charliemama.weblog.to/archives/cat_29873.html

犬にとって甘噛みはなくてはならない成長の過程で、
噛み加減を知るために、噛んで相手からのフィードバックをもらい、次第に抑制のきいた歯の使い方
が出来るようになって行きます。

「やめてよ」
という犬の意思表示の噛みは、甘噛みではありませんが
甘噛みの抑制(=歯の使い方)が出来ていれば、たとえ歯を使って意思表示しても
強く噛む事はないはずです。
そこで強い噛みが出るということは
色々なスモールステップをすっ飛ばして、我慢させすぎた結果なんですね。
犬が嫌だよというシグナルを見落として、辛抱させすぎてしまった結果で
決して甘噛み云々、甘噛みを抑制していないからではなく、接し方の基本が出来ていないということです。
最初は小さなやり取りの齟齬が
繰り返されれば強化されます。
だから、最初
丁寧にハンドリングしていくことをお願いしています。

ロープ遊びなどで、歯の使い方の抑制方法について少し。
歯に力が入ったら脱力してください。ロープを持つ手を止めます。動きを止めます。
すると犬は放すはずです。または噛む力を緩める。そしたら
「よ~し」
でまた動かして誘います。
歯に当たる力加減を抜くことで興奮させすぎない、につながります。
スイッチを入れて切っての練習にもなりますので。
多くの方は犬が力を込めて噛むと、どうしても力が入りすぎて余計に興奮させてしまうのですね。
こういうところも、繰り返しの練習で、2~3度やって「できない」
ってあきらめないでくださいね。
犬との一生、まだまだ長いですから。



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