私は社会化のドッグトレーナー 第3章

犬の森発 吠える咬む犬の問題行動研究所 @小田原

犬たちから見た世界(オンラインからの転載記事です)

オンライントレーニングスクール4月14日の記事です。
多くの方に読んでいただきたいので本家ブログでの掲載を、と言うありがたいお言葉にお応えして(笑)
今日は転載記事です。

http://blog.kuruten.jp/charlie/249667



犬たちから見た世界


犬は人間社会やその他いろいろに社会化されなくてはならなくて、
ならないけど、その方が生きやすいわけですね。

でも、私たち飼い主が絶対に忘れてはいけないこと、それは
犬にとって飼い主さんが世界のすべてで、それ以外はあなたを通しての色に染まっているのではないかということ。
私はそう信じてます。
だからこそ、良い人でいなくてはねと思うわけです。
変哲もない生活ですが犬たちと寄り添うことこそ、充実した暮らしだと思っています。

色々な波に、翻弄されて・・・
自分を見失いそうになっても、そこに犬たちがいるから何とか踏ん張れるのかな。そこに「人」じゃないところが・・・まあしょうがないなぁ。^^;
種が違うって不便だけど、良いな。^^;


ニャンコのまばたき。
基本犬も同じね。

うっちゃんの動画が撮れたので、アップロードしました。
そっぽを向きつつまばたきをしていますよね?
これが、普通に見分けられるようになると彼らの心情を察知しやすいのではないでしょうか。





http://youtu.be/xkiu3_eLPnw


この子達も、こちらから迎えに行くような動作をすれば、当然のように逃げます。
一定の距離を取って、いつでも危険を察知したら逃げられるようにというわけです。
犬も同じですね。
危険な対象について危険だと感じさせないようにするのが社会化ではないです。
ややこしいですか?

犬たちにとって、危険は危険。それを感じ取る力を奪うことが社会化ではないです。
犬のシグナルを無視して接することはある意味
感じ取る力も失わせることにつながるのではないかな?って考えています。
危険ではないもの、命を取られることはないよ、
辛抱しようね、大丈夫だから
という事柄に対して、過剰に反応(怖がる)ことは生きる上で難儀なので、危険ではないよということを教える=スルー出来るようにすることが社会化です。

まずは飼い主が危険な存在ではないと犬に理解されているでしょうか?
事あるごとに
「あっ!」
って・・・。犬をびっくりさせていては、いくら叱っていないつもりでも犬は、あなたを心から信用するでしょうか?
しつけようと躍起にならない方が犬と仲良くなれますよね。

家の中で、がみがみ言わない人のそばに隠れる、
叱られないから、甘いからではなくて、警戒しないからではないでしょうか。
いつも気持ちが揺らいでいるような、不安定な心持では、犬を安定させることはできません。
優しさが仇になる、こともあるでしょう。

いつも毅然としていられない。
そうでしょうか?意識して犬の前では強い母で、父でいてあげて欲しいです。
強いとは?
安定しているということだと思います。




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