私は社会化のドッグトレーナー@犬の森

犬の森発 吠える咬む犬の問題行動研究所 @小田原

名前を呼んでおやつ(1)

新しくお散歩トレーニングに参加される方も、長い方も
もう一度復習、見直し、予習としてカテゴリーを追加しました。

これからお散歩トレーニングを開催していこうと考えている場所もあり
決定している場所もあります。
また、一人散トレ頑張っている方も、将来一緒に歩く仲間ができるかもしれないし
ご自分で開拓^^;されるかもしれないし、その時にまずはこの項目ということで
まとめて行きたいと思います。

まずは基礎の基礎
名前を呼んでおやつ、ですね。

「簡単簡単、だって名前を呼べばいいんでしょう?」
って・・・
確かに。^^;
ただ、方法ではないのですね、学んでいただきたいことは。

簡単、と言う方の多くは、
犬がいたずらしている時とか、吠えている時とか
こっちに来てもらいたい時に名前を呼んでおやつをあげようとします。
クリッカーや、舌打ちを(タンタンマークを)呼び戻しに使っても良いですか?
という質問も、方法としての名前、音、と考えているから生まれるものだと思います。

そうではないですね。

方法として使うと、いまだ名前が犬にとって特別なものになっていないのに
気を引くために呼ぶということになるでしょう?すると・・・
シチュエーションによって「それどころではない」ときは、
当然呼んでも来るはずがありません。
結果的に無視される・・・無視されることが続けば、特別な価値がなくなりますよね?
「無視されるんです」
という時には呼ばなければいい、ただそれだけです。


名前や音を二次強化子にします。
特別なもの。その音を聞いただけで嬉しくなるもの、そういうものを簡単に言うと
二次強化子と言いますが、
名前を呼んでおやつというのは、二次強化子を作る過程のネーミングです。

(名前)→(おやつ)

名前とおやつを対提示すると言います。名前を呼びながらおやつをあげます。
名前を呼べば期待に満ちた顔をしませんか?
違う部屋で呼べばすっ飛んできませんか?(この時、いたずらをしている時とか吠えている時とか
を避けて呼んでください。機を考えてくださいね)



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