私は社会化のドッグトレーナー@犬の森

犬の森発 吠える咬む犬の問題行動研究所 @小田原

リラックス

自分が鍼灸師であるということを犬の仕事を始めてからも
時々^^;意識しつつ過ごしていますが・・・
特に犬を見る時、体のバランスや
顔つきから見られる心の在り方などをみる時
対処療法と併用しつつ自然治癒力を高める=心身をリラックスに導くことで治癒力は高まります
という東洋医学的な視点に立っています。

30年前(というと笑われますが^^;)に勉強をしていた時と比べて、かなり東洋医学も認知されていますが
科学的にツボ刺激が何をもたらすのかも実証されてきています。
ホルモンや脳波での実証ですね。(きっと『気』も実証される時が来るのかもしれませんね)
ただし・・・ツボは昔も今も変わりはない、です。
ツボをどう使うかは・・・それぞれの判断にゆだねられています。ツボの解釈はそれぞれです。
有効に利用すればいい、そういうツールです。

昔の人は、少ない情報から情報以上のものや情報の向こう側にあるものを手繰り寄せる力が半端ではないと
ため息が出る思いです。
どの世界でも、
与えられた情報からそれ以上のものを得ると言う能力に優れた人がいる、
犬の世界でもそうだなぁと、常々思います。

犬は昔も今も変わりがない。
ただし、犬がいる世界、暮らしは激変していますので、それを理解しつつ
犬の特性を考えて、対処できるかどうかが大切なわけで
変わらない『犬』から、何を読み取るかはそれぞれの能力なのだなと思うのです。
感性といっても良いのかもしれません。




からだにはココロがある―丹田、センター、身体意識の謎を解く (講談社+α文庫)
高岡 英夫
講談社
いわゆる洞察力に優れた人は、ちょっとしたひだの違いとか、ちょっとした色合いの違いから情報の向こう側にある何かを手繰り寄せることができるのです。ということはそれを手繰り寄せる何かがある、向こう側に結び付く糸のような身体意識があるはずだと私は考え、それをリバースと名づけたのです。洞察力のある人は、人であれ風土であれものであれ、自分の関心事に自分から積極的に思いをはせています。それも一瞬ではなく、まるで目に見えないアンテナかケーブルのようなものを、いつも自分の関心事に届かせる意識、つまりリバースを持っています。そしてその意識がない人にとっては情報とも思えないことも、そのアンテナに引っかけてパッとつかんでしまいます。この意識があるかないかで、同じものを見ていても、見えるものが違ってくるのです。
上記の高岡先生(ゆるの先生と言えばわかりますか?)の本です。そこからの引用と共にご紹介します。

リード使いとかハンドリングとかに役立つので、メールカウンセリングなどで時々ご紹介している本ですけどね。運動生理学的な内容というのでしょうか。身体感覚の大切さを犬も人も理解しましょうね、というご提案でご紹介しています。
また、犬というのは特に、違いが分かる=違いに敏感であるという時この感覚が飛びぬけていることも多くて(と私は感じます)、感覚のない人間にはなかなか理解不能であることも多いのではないかなと思える出来事、ケースもしばしばあります。
人間は現代社会で、五感を研ぎ澄ませて生きることがなかなかできない暮らしぶりです。そういう人間が、動物を理解できないのも仕方がないのかもしれませんし。
ただ、
犬を飼って楽しく暮らしたい時に、
色々な困りごとが起こって来た時に何を頼りにしたらいいのか・・・
トレーニング、トレーナー以外に頼りに出来るものがなければ日々暮らし続けられないと思います。
正直そう思います。
その時頼りになるもの、
自分がもう大丈夫と確信が出来るまで頼れるものって何でしょうか?

つながり・・・ですかね。
確かなものとつながっているということではないでしょうか。
確かなものを探し求める意味は・・・つながっていたいからでしょう。私もそうです。
だから学び続けるわけですものね。確かなものを見極める目(リバース)を常に保つためにも。
体も心もリラックスできて初めて、犬の感情・要求などが推察できるのではないのかなと考えています。
なぜリラックスできないのかな?
ということを考えると、問題を矯正する時の答えも見つかってくると思います。
犬は本当にあなたとつながっているか?
犬はあなたにつながっていたいと思っているか?
その思いに応えているか?とか。
深呼吸して考えてみてくださいね。
(問題が矯正されて楽になりました~、という方が多い中、頑張っている方にはプレッシャーになることも多いかと思いますが、しっかり前を見て取り組みましょう!)






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