私たちが犬を飼う意味、意義は
犬という種の違う命と「一緒に暮らしたい」から。
犬は人を求める動物であるということは、古来から犬と人との物語を聞くまでもなく
当然のことと理解できると思います。
分離不安とは、一緒にいたいという思いが強くて鳴いたり、後追いしたりの行動を言いますが、そういう傾向はどの犬にもあると思います。あって当然。
経験により、飼い主さんは必ず帰ってくるということを繰り返し記憶して、大丈夫だという自信
待っている自信がついてきます。
が、待っている間に不安がどんどん強くなってきて、心のざわざわがマックスになってしまうと
次待たされた時もやはり最初から不安に駆られた行動を取るようになり、それが悪化すると病的な分離不安に陥る、という感じでしょうか。
子犬は飼い主さんが帰ってくる、
という認識が持てないくらいの未熟な状態だと思うのですね。
だからその時与えるのは、必ず帰ってくる、待っている時に不安にさせない(我慢させすぎない)ということだと思います。
なので、ここは丁寧に慎重に、甘やかし過ぎ?かと思うくらいに
べたべたしていても大丈夫かと思います。
昨日の記事の中の
いつまでもベタベタすると分離不安になるのでは?
という早すぎる飼い主さんの不安感、教育熱が欲を満たす時期に
欲求不満を与えている=離れる練習をする
のではないでしょうか?
まだ、帰ってくるかわからない状態の犬を、クレートやサークルに閉じ込めて
不安でハァハァパンティングしたり、パニック様に吠えだしたりして慌てて帰ってくる
そういうことが重なると、犬の不安症状はどんどん悪化します。
そうならない前に帰って来なくてはいけないのですね。
これについては分離不安のカテゴリーをどうぞ。
http://charliemama.weblog.to/archives/cat_29933.html
今日はお母さんのありがたみを知るトレーニングについてです。
パピーの頃、特に知らない場所では飼い主さんにくっついていたいという気持ちが強いので
それを利用してロングリードでトレーニングします。
リードが張れる前に、飼い主さんは犬からどんどん離れます。
犬が立ち止まったり座り込んだりしても、じっと見つめ合わないように。
アイコンタクトでお互いの感情を読み取ることがないように。犬には負担です。
また社会欲を満たす・使うについても以前記事にあげています。
http://blog.kuruten.jp/charlie/204825
http://blog.kuruten.jp/charlie/204206
併用して購読されることをお勧めします。
犬の言葉、ボディランゲージで「ついてきなさい」を教えるためには
犬の視界の中で方向転換をする、が一番有効だと思います。
だから、立ち止まったら犬の方を見ないで歩きまた通り過ぎます。
繰り返していれば必ず伝わるはずですが、人間側が日々言葉での指示が多すぎたり
過干渉だったり、犬の要求をのみすぎたりしていると、なかなか伝わりにくいものです。
この場合要求をのむとは
座って動かなくなった犬に
「ほら?どうしたの、動いて」とおやつを見せたり名前を呼んだりすることでしょうか。
それをしないで淡々と歩きます。
トミー君とトミハハさんのトレのお写真です。
嬉しそうに母の後をついて歩く。微笑ましいでしょう?
お母さんがいて嬉しい、追いついた、一緒にいるって楽しいなぁ~。
まさにありがたい!^^;という表情だと思うんですね。
この瞬間方向を変えてもOKです。リードは張らないでくださいね。
リーダーウォークとは違うし、リーダーウォークは私は全然お勧めしません。
これは一枚上の写真から、匂い取りしているトミー君を
追い抜かした写真です。
匂い取りをやめてついて行ってますよね?
強制ではない方法で自分の意思で追いかけ追いつく。一緒にいたいという欲が
かなり満足する瞬間です。これだけでも十分ご褒美になりますね。
おやつはなくても満足すると思います。
欲を引き出すトレーニングにもなります。
出来れば自己中^^;(思春期)になる前に行いたいトレーニングというわけです。
広場でぜひやってみて欲しいです。