私は社会化のドッグトレーナー@犬の森

犬の森発 吠える咬む犬の問題行動研究所 @小田原

方法ではない基本

では、昨日の続き。

犬が犬に攻撃的になる。
その理由は、犬の数だけある、と思っています。
だからその犬と飼い主さんを見て、対処をしていくわけですが・・・
100人トレーナーがいれば100通りの方法があるとよく言われますが、
ここに悩める一人の飼い主さんがいた場合、
100人のトレーナーは100通りの方法でこの飼い主さんに対するから、お悩みが続くのです。
何歩か譲って、方法はそれぞれだとします。
でも、答えは一つなんですよ。

「ママの言うことに耳を傾けてね」
ということ。それが出来る関係にどうやったらなるかということ。







犬の言葉が分かる、としましょう。
でも大切なことは、犬が人の意思を察することです。

察することが出来るような、日々のコンタクトトレーニングが必要なんですよ。
日々のトレーニングとは?
何も特別なことではないのです。

「私に合う方法」
ではダメなんですね。

犬が分かる方法に、自分が合わせなくてはいけません。

この考えに辿り着けるまでには、長い時間がかかる方もいれば、
ピッカーンとひらめく方、いろいろです。

齟齬、がどこから来ているのか。
それをしっかり考えましょう。


http://youtu.be/mYWSY6Y31IE


ヴィベケセミナーで印象深い言葉。
「NO」と人は言う時、能面のような感情のない顔になる。
すると犬はそういう顔は見たくないと、飼い主の顔を見ない=コンタクトを求めない。と。

まさにそこから犬の一人旅が始まってしまうのでしょう。
間違っているよと伝えるよりも、それは正解だよを延々伝えて行けば良い。
お利口だね、と言えば犬はお利口になります。
正解を伝えればそれに応えてくれるようになる。応えてくれないのは?叱りすぎなのではないかな。
心が通っていない状態。
犬は寂しいでしょうね。

上の動画、
あづきちゃんの嬉しそうなボディランゲージを見てください。
褒められて嬉しい、ママが喜んでくれて嬉しい。
だから人のそばが心地よいんですよ。
基本は一つ。それぞれの方法ではないと思います。犬が求める方法を、と思っています。


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