ペコ家のお写真をお借りします。
http://peko0421.blog.fc2.com/blog-entry-297.html
ペコ君が近づいてきました。
彼にとって私は馴染のない人。
後ろ足に体重がかかっています。飛びつくなと予想されますが、
ここで「スワレ」も「飛びついたらダメよ」も言いません。
目を見上げています。ペコ君は。
こういう場合かける言葉は
「そう、来てくれたの~、イイコねぇ」
ですかね。
すると・・・
緊張を解いてこのリラックスした顔が引き出せます。
ここでは一度まばたきでお返事するくらいが良いと思います。
すると?
何も言わずともこのように座ります。座ったところで、正解だよのご褒美。
言葉とトリーツのご褒美を与えます。
ペコ君が前のめりになっているのが分かりますか?
自分でスペースを突破して食べに来ています。
また私のトリーツの持ち方は、下手と言って、警戒を与えにくい持ち方になります。
持ち方にもいろいろありますね。
オンラインではこちらの記事にアップしています。
http://blog.kuruten.jp/charlie/155943
(オスワリのポイント)
動画はこちら。こちらはぶん太君ですね。
http://youtu.be/ZL4PUadx9Lc
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特に和犬、または警戒心の強い個体には
人に足をかけさせる行動を強化してもらうことがあります。
クリティカルディスタンスを人が突破してくるのと
自分が突破することの違い。
また、足をかけられる側に求められるのが、次に犬に取ってほしい行動を
NOではなく教えられるかどうか、ということです。
「足かけを強化したから人を見るとどんどん足をかける」
それは今まで警戒して近づけなかったから嬉しいことではないでしょうか。
まずはそれが好ましい、と区切られるかどうかで、次のトレーニングの組み立てができるのかもしれません。
パピーの頃から厳しめにしつけしている家庭に多いのですが、
本来手をのばされても後ずさりしなかった犬が、いつの間にか、
人から距離を取って座って、手をのばせばまた一定の距離を取るように後ずさる・・・
ぴょんぴょん飛び跳ねている方が行儀が悪いし、足にも良くない、と考えることから
足掛けを嫌う方は多いのかもしれません。
前に立ったらオスワリするよ、
という練習をしましょう。
最初足をかけていても次座ります。
一連の行動をしてまず足をかけるのであれば、足をかけなくなるまで
インターセプトで座らせるトレーニングをしましょう。
犬はきっとピッカーンと理解するでしょう。人はその理解まで待ちます。
慌てて犬の気持ちも慌てさせないようにしましょう。
せっかちに、犬には人の前でお座りさせよう、とすることで意外に犬の警戒心をそのまま保たせてしまっている
訓練は良くできているけど人に社会化されていないなぁと思う犬はいます。
家庭犬として、診察や、お散歩時、何が大切かをもう一度考えて
まずは、手をのばされてもいたずらに警戒しない、またじっと辛抱できる→気にならなくなる
そんな犬に育ててあげたいなぁ思います。
まずは自発的に、動いて。お行儀の悪さも笑って迎えられる。その経験があって
次にお行儀(マナー)を覚える。そんな感じで良いのではないでしょうか。
一旦成犬になって警戒心が身についてしまっている子も、またはっちゃけることから初めて^^;
いただきたいなと思います。
一生涯心が開かれていると飼い主的に安心ですもんね。