私は社会化のドッグトレーナー 第3章

犬の森発 吠える咬む犬の問題行動研究所 @小田原

犬の思い込み

27秒くらいですかね。
いい感じで緩んでいるリードをママが手繰り寄せはじめます。
手繰り方とてもお上手ですね。
3メーターのリードを長いまま使っていると犬の足に絡んで危険なので
突進気味の子は手繰ってお使いになることをお勧めしています。





http://youtu.be/1mHUUpG7KAE


で、この27秒から手繰り始めて何が起きていますか?
そう、いきなり暴れ出していますよね?

これを見ると・・・
犬にプレッシャーを与えてているのはリード操作と思う方が多いと思いますが
そうではないと思います。
犬の思い込み、今までの体験で作り上げられた物語がそうさせるのです。

きっと
身体に圧がかかってママが近くにいた時に
「NO」と言われた。
それによって自分が見ているもの+「NO」で
撃退しなければいけない相手と認知している・・・としたら?
暴れて当然ですよね。

犬はリードを手繰られて、暴れていてはいけないんです。
そういう関係ではいけないというのが私のトレーニング理念です。
リードが張れて吠えだすとか、突進するとか、あり得ない。
リードが張れたらこちらを向くとかリードが張れたら戻って来るとか・・・
それを目指します。

リードを手繰られて穏やかな気持ちにさせなくてはいけないのです。
そのために、
犬のボディーランゲージから、犬の無理を見極め
叱らないで制する方法を模索し、優しいリード使いを学び、そこにいる犬そのものを褒める(=認める)
犬が強制させられていると思わせない飼育をしなくてはいけないのです。
なかなか深い考え方だと思いますが・・・

いったん身についた思い込み、条件づけられた行動はなかなか修正するのは難しいですが
まずは叱らない、
叱らないで行動を止める、を基本にすることで崩せると思います。

さて、今日は第一回目の潮風公園お散歩トレーニングです。
叱らないがはったりではない^^;それを証明する場がまた一つ増える、
そんな気分で頑張ってきますね!



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