怖くて、距離を取りたくて吠える。
距離を取りたい=遠ざけたいという思惑ですね。
何度も犬がその成功体験を積んで、怖い時は吠える、が身についた犬は多いと思います。
それまでは怖いと吠えずに逃げる犬が、逃げられない状況で一転吠えが出始めるというケースや
成犬になって吠える自信(!?)が出てきた、そのときに急に吠えはじめた
というケースもあります。
お願いしたいのは、どの犬にも考えられる成長、思い込みであったりしますから
飼い主さんは叱らないで、罰しないでいただきたいということ。
多くはリードを引いて「イケナイ」と叱ることで対処されますが、
飼い主からも距離を置きたいと考え始める犬は、飼い主の手を払うように咬む、危険性が生まれます。
興奮している時に犬を触ったり抱くと咬む、それは当然なのかもしれませんが(私と犬との間では考えられないことです)
トレーニングによって咬まなくなるし、また最初から罰を与えなければ咬む事は犬の中で選択肢に入っていないものです。
そういう意味で、甘噛みの対処や、排泄のトレーニングでも犬の嫌がる事、
たとえば
口の中に手を突っ込んで叱る
首根っこをつかむ
いきなり横倒しにしたり仰向けにする
罵倒する
大きな音で脅す
などは慎んでいただきたいと思います。
最初に戻って・・・
吠えが出ます。
上記の罰的態度でなければ手の打ちようがない、と考えるのが今行われているトレーニングの現状ではないのかなと思うのですが・・・
私はまず、動きを止めたいので
首輪よりもハーネスをお勧めします。
大型犬の場合は、ヘッドもコントロールしたいので首輪+ハーネスが良いと思います。
体をくねらせないためですね。
体に当然触れますので、咬みが出てしまう犬の場合は厄介なんです(口輪装着になります)
吠えは自らの興奮を招きますし、動くとさらに興奮を助長させます。
なので、動きを止めるためにリードを張ってでも止め犬の体をホールドします。
リードの張り方、ホールドについてはコツがいりますね。無理やり感があってはいけないから。
明日お話ししましょう。