2時間くらい一緒に歩くと・・・
目が合ってはガウって
近づきすぎたからと言ってはガウっていた犬同士が
スルーし合う場面が何度もみられるようになります。
右のアレックス君、自ら端っこに進路を変えました。
同じ方向を進む、と言うリラックス効果の成せるもの、かと思います。
集まって自己紹介。何度も参加している子達は、目が合わないように後ろ向きに座って
プレッシャーに身を置かないまたは、プレッシャーを与えない方法を選択するのでしょうか。
リードの先にいる飼い主さんの反応で犬は行動を変えている。
だから慌てたりすると犬は、周囲から他人、他犬を排除するかのように吠えて追い払おうとします。
私たち飼い主に求められることは、
自分の犬に今どうしたらいいかを、教えることです。
犬が判断するに任せ過ぎて、観察しすぎて失敗を許していませんか?
問題を抱える子は、犬語が相手の気持ちを読むことが不完全なわけですから
飼い主がどんどん介入して犬を助けるべきだと私は思っていますので
合同でのトレーニングでも、個人レッスンでも、基本は飼い主へのアテンション強化をメインに行います。
まだまだパピーの頃の名残の勢いで遊ぶ蘭ちゃん、柴犬のラブちゃん。
そんなふうでは(飼い主へのアテンション強化では)、いつまでたっても犬と犬の挨拶や会話ができない?そう思いますか?
犬同士は基本スルーです。
多頭飼育でも、四六時中犬同士絡んでいるわけではなく、一日のほとんどを
相手をスルーしているんですよね。
だから、スルー出来ない個体、ガウガウ喧嘩を売る犬には、スルーを教える方が良いと私は解釈しています。
それは飼い主へのアテンションを強化するという意味です。
当然、飼い主としての力を求められますから、ガンガン学んで、実践していただかなくてはいけません。
でもその学びは実践も、普段の生活、お散歩に即生かせるものであると思います。
一石何鳥もの効果、実りはあると思います。
多くの刺激的な環境の中で、
飼い主さんをターゲットにして集中させる。
犬たちをリラックスに導くための一番確かな方法であると思います。
そういう方法で1年以上。
緩やかな歩みに見えるお散歩トレーニングですが、それぞれに大きな実りを収穫する時は来ています。
後に続く方もその成果を信じて歩み続けてみませんか?