分離不安について、もう一回。
分離不安、これはその個体の成長段階で現れる当然の行動、
というところはOKでしょうか。
人間教育も、やたらに自立を早めようとすると後々弊害が出ますね。
その子その子で、自立できる時期は違うのですから、
何か月になったからお留守番できないのはおかしい、
と言う一括り的なしつけ教材からはおさらばしたいものです。
決まりを作って、それに従わせることで管理がしやすい、学校がそうですけど
それによって生まれる弊害。犬のしつけについてもいえると思うのですよね。
離れることが不安なんだけど、飼い主さんに戻って来いと命令する犬たち。
そういうタイプの子が、その他日常生活においても飼い主さんを従わせたくなっちゃうみたいです。
飼い主さんが要求を聞く人、聞いてあげないとかわいそうだと思いやすい人、
聞いてあげた方がその場簡単だから、とか。
でも結局、待てないことが犬にとっても負担になるんですね。
もっとかわいそうだと思います。
さて、期待感を持って待つ。
この練習ですね。
オスワリ、立って待てでも何でもいいのですけど、リード分離れてみるのも良いです。
犬から一歩二歩と離れましょう。
「オスワリ」
でも
「マッテ」
でも良いです。声をかけて一歩。動いてしまいますか?犬が。
動き出しそうだったら素早く
「OK」
と声をかけましょう。
お家の中の方が待てると思いますので、待てる場所で練習した方が
「OK」の意味がより伝わると思います。
「OK」を心待ちにする。待たせるわけではなくて。
「え~!?そんなちょっとの違いで?」
と思いますか?
そうです。そんな少しのことで、犬たちは変わってくるんですね。
しかもこの方法、難しくないし、何より犬の自信がつきやすいです。
いつの間にか我が家のココも、私にぴったりくっついて寝ることがなくなってきました。
コツコツ毎日、私の「OK」を待っているんですね。