私は社会化のドッグトレーナー@犬の森

犬の森発 吠える咬む犬の問題行動研究所 @小田原

根っこにあるものを変える時


新横浜お散歩トレーニング
10月30日(日)も無事終了いたしました。




参加された皆様お疲れ様でした。

横浜に限らず、初めて参加される方を見ていて感じることですけど。

歩く時、ですね。
一生懸命に前に出たがる犬を横(脚側)につけようとリードを引いています。
トレーニング経験ある、なしに関わらず
飼い主さんがリードを引く、ということは、
犬が横を歩かなければイケない、とい思い込みがあるからではないか?
と睨んでいます。

なぜ、横を歩かせなくてはいけないか?

犬が人より上だと思うから。犬が自分がリーダーだと思うから。
そう思わせないために、横または少し後づけで歩かせる。というお考えがあるようです。





では、なぜ
犬は人より上だったりリーダーだったりしてはいけないのか。
・・・

なぜでしょう?

それは、人間にとって困った行動を止められないから。
・・・と。
では、リーダーなら止められるのか?

と・・・
次々に考えて行くと?
リーダー云々とは別個のところに解決法があるのでは?と思いませんか?

ただ人の声が届いて、犬が行動を止められれば良いわけです。
そして、止める方法が、受け入れられるものであればいい。

ということなのですが、
訓練の世界で、
「犬を前に出して歩くと、人より上になる」
が信じられて、人に教えられて、従わせるのはどうしてか?少しじっくり考えたら
馬鹿馬鹿しいと思えるようになるはずなのに、
どうして犬のこととなると、常識やら理性が働かなくなってしまうのでしょうね。

犬が前に出ているととっさに興奮したときに(犬の興奮は瞬時でMAXに達しますから)
人は後ろで制御に精一杯になるから、犬に人を意識させるように
興奮しやすい子や怖がりな子は、横につかせたり犬より前に人がいる方がいいですよ、
対処しやすいですから。
と、教えた方が、犬に怯えず、リーダーという言葉の前に困惑しないで
犬と暮らしやすいのではないでしょうか。
考え方はそれぞれで良いと思いますが、人を怯えさせたりする間違った理論は
正されなければいけないと思います。

犬を飼って初めに「犬がリーダーに」云々を叩きこんでしまった、
そしてしれがいつも根っこにある、それを変えるのは結構大変だったりします。
どういうわけか、何か問題が起きると、
「犬が上になっているから?」
と・・・そういう考えに至ってしまうんですね。
リセットできますか?頑張ってリセットしていただきたいと思います。

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