散トレには、飼育の過程でちょっとだけつまずいちゃった犬たちが
やって来てくれます。
「何も問題がないように見えます」
と、見学された方はそう仰いますね。
確かに。
でも参加される飼い主さんは必死だったりします。
毎日の問題に心が支配されていますから、当然なんですよね。
こうして参加できるまでに、何度も何度もチャレンジし続けて
ようやく普通に

この自己紹介の輪に入れるようになる
そういうケースもあります。
以前小田原の散トレで
「ご自分のワンコさんの良いところを言ってくださいね」
とお願いしたことがありました。
ややもすると、欠点ばかりあげやすいものです。
ましてや、他人から短所を指摘されるほど腹立たしいものはないと思うんですね。

良い犬を連れていることがステータスですか?
そんなことを言っていると保護活動は出来ないですよね。
どういう育ちをしてきたか分からない犬を、
必死で育てる方々にとって、短所を指摘することは、追い詰めることに値するし
問題を抱えた犬を飼う方にとっても、やはり同じように追い詰めることになるんです。
短所を見て見ぬふりをするのではないのです。
どうすればそれが現れないかを考えてあげることが大切なんですね。
現れないようにしていけば、きっと行動が変わり、感情も変化していくのだと思うんですね。
だから、

一年経ち、二年過ぎて、出来ることが増えてくるのです。
その過程を支えるものは、人としての支え=愛情ではないでしょうか?
叱責や排除からはそういう温かな交流は生まれるはずがないと思っています。

稲毛の散トレ。
心の拠り所にされている方がたくさんいらっしゃいます。
ここに来れば、何も言わなくても受け入れてもらえる、何だかよくわからない感情が
ふつふつ湧いて来たりされるようですね。
犬たちにとっても、きっとそういう場所なのでしょうね。
来月は6日(日)の予定です。
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