
君の本当の姿を見せてね(2)
ただその日のその子は・・・
吠えたら相手が去るとか、何かメリットがあるのかもしれないですが、一番の目的は
「試し行動」
なのだと思います。
警戒心から
「このくらい吠えたら相手の本性が出るのではないか?」
的な行動ではないかなぁと思っています。
吠えることのメリット、なぜ吠えるんだろう?と考える時に
その行動を起こすメリットがあるんじゃないか?という考察をします。
メリットがあるから行動が維持、強化されるわけですので。
ただ、それはいろいろな感情が絡み合っているので、そのメリットを
かなえさせないことよりかなえさせることの方が、後々こちらのことを信用してくれるということにつながるだろうし、
かなえさせないことで、行動が消去するだろうし・・・
ただ一つ、
そこに人と犬との間に、ネガティブな感情のやり取りは不要だということは確信しています。
まー、非常に分かり難いですよね?^^;
試し行動をお話ししてみました。
社会化不足、を恐れるあまり、過剰な社会化トレーニングで
むしろ警戒心が強くなる=自分にとって危険と感じる
ようにさせてしまうことが多いような気がします。
たとえば
撫でること。
慣れさせるために必ず「撫で」るって登場しませんか?
褒める時もそうですね。
犬にとってそれが「良いこと」でなければ「撫で」=「「気持ちいい・嬉しい」でなくては
慣れるどころか、嫌い(怖いとか危険とか)にさせてその結果、
3つのFが発現する、のだと思うんですね。
社会化というのはその種が生きて行くときに
危険なものかどうかを判別する作業でもあると思います。
野生の動物にとって人は危険(狩られるから)しかし犬にとっては危険と思わせたら共に暮らせないでしょう?
その個体にとっての主観なんですね。
だからこそ、その子にとって良いもの、でなくてはいけないのです。
だからマニュアルがかえって悪いものだったりするんですね。マニュアル通りにはいかないということ。
主観なので、その子にとって
何でもないよ、大丈夫
と思わせられなくてはいけないのです・・・
つながってきませんか?
ストレスは乗り越えられる=書き換え
キャパシティーを広げる
この作業が何よりも大事になってくるんです。
さらに続きますね。
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