
「飼い主=安心感」という道具
オペラント条件づけによるトレーニングこそ、トレーニングだと考えてしまうと
犬に何かをさせなければ要求を聞いてあげられない・・・そういう関係につながったりします。
社会化トレーニングと言うのはレスポンデント条件づけの連続なんですね。
だからこそ、一生涯継続しなければいけないのです。
子犬の頃3~4か月でおしまい、というものではないのですね。
社会化期の扉が閉じられても、命である限りそして取り組み続ける限り可能なんです。
レスポンデント反応とは?
記事内検索でいろいろ出てきますので検索してみてください。
携帯でご覧の方のために検索をかけてみました。
http://charlie1210.blog113.fc2.com/?q=%A5%EC%A5%B9%A5%DD%A5%F3%A5%C7%A5%F3%A5%C8%C8%BF%B1%FE&page=2
こちらからの働きかけプラス犬にとって良いことで良い条件づけをさせる
良いレスポンデント反応を起こさせる、という事が社会化の基本となってきます。
だから、おやつを使うんですね。
大抵の犬にとって良いことだから。
刺激(こちらからの働きかけ、外界からの刺激)を何となく良いもの、って気分にさせられればOKなんです。
犬が警戒して物音に反応するのは、本能ですよね。
警戒から危険信号にしなければいいわけです。
警戒した犬に
「大丈夫、たいしたことはないから」
と教えられればOK。
吠えに関して理想的な流れを考えてみました。
社会化期をそろそろ過ぎるかな~、という頃、それまでいくら外で物音がしても
人が通っても警戒して吠えることがなかった犬たちが、
突然
「ワン!」
と吠えだすことは良くあります。
その時に、飼い主さんがびっくりして慌てて(その気持ちは分かります
「一生懸命社会化のトレーニングを積んできたのに」という方もいらっしゃいます)
「こらっ!」
と叱った。吠えたことがいけないと思う犬もいれば飼い主さんがあわてるからそこには危険なものが一杯
と考えて余計に警戒する犬もいる、ということです。
厄介な関連付けをする犬はなかなか伝えるのも難しくなっちゃうんですね。
叱っても理解できないのではなくて・・・いろいろ考え過ぎてしまうのでしょう。
だからこそ、どんな子にも伝わるように
警戒して吠えているのなら、犬のそばまで行って
「何でもないよ、吠えなくていいから」
と言葉で伝えてみてはどうでしょうか?何度も伝えていれば必ず理解できます。
人が我慢できなくなって、そのときイライラしていて叱ったり、物を投げたり、脅したり
飼い主さんがいる時は我慢して、飼い主さんがいない時に吠える、
警戒して飼い主に教えていたのに、教える相手が叱るものだから、一人で警戒し続ける
というそれこそ厄介なことになってしまうかもしれませんね。
「❍❍ちゃん、吠える必要はないよ」
と言って犬が
「そうか、ママにも聞こえているんだ、吠えなくてもいいんだな」
と思えば吠えやむ。
飼い主さんを頼りにしてくれる。
次第に、吠えたら名前を呼べば犬が
「ああ、そうか」
と吠えやむ。
かなりスマートですよね。
ま、チャーリーのようにしぶとい子は前に立って「吠えないよ」を言わないと
なかなか吠えやまなかったりしますが。
犬と人との関係づくり、ということですね。
こういう場合はこう対処して、こうしてほしい、とうことは
日々繰り返さなければ、犬は勝手に自分の行動と状況とを結び付けて
私たちの理想とはかけ離れてしまうわけです。
教えて導く、ということを飼い主さんが放棄しない、ということが基本的なしつけに必要な事だと思います。
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