
犬に理解しやすい介入(インターセプト)で仕切りなおす
では、話を戻しまして、
いつ、どこで名前を呼べばいいのかということがポイントになります。
それは?
飼い主さんが犬のそばに行ってください。
そこで初めて呼んでいただきたいのです。
呼んだら見上げませんか?
それともまだ吠えているかな?
ひょっとしたら、飼い主さんのことを邪魔にしてすり抜けてしまうでしょうか?
何かに吠えている場合それが外の物音だったり警戒するものだったりした時に
犬が吠えてお知らせした時に、飼い主さんは気にとめてあげたことがあるでしょうか?
ただ「うるさい!」と叱るだけだったら?
犬は当てにならない飼い主さんをそっちのけに警備態勢に入る、は当然だと思うのです。
さあ、ではインターセプトしましょう
犬たちの視界に入っていない状態で名前を呼ぶから
何が正解かどうかが今一理解できないのですね。
または何が違っているのかも教えられない、ということも言えると思います。
犬が興奮状態でいる時に背後から声がしたら、応援されているように感じても不思議ではないです。
だから吠えている犬の前に立つ、という介入(=インターセプト)は必須です。
吠えている相手(や刺激)との間に入ってその気持ちを切る、という感覚で前に立ちます。
犬には伝わりやすいシグナルだと思います。
中には、これくらいの介入も罰 と感じて
犬の好き放題にさせやすい方がいます。
または最初のうちは注意するのも面倒でそのまま、次第に煩わしくなって
怒ってしまう人・・・
これも上手いやり方ではないです。
インターセプトは罰ではないです。
私という存在は犬たちにとって期待に満ちたものなので
前に立って吠え止む、というのは私という存在が罰ではない、と言いきれます。
そのくらい言いきれる方が、インターセプトが成功する方ではないかな、と睨んでいます。
前に立ちますね。
吠えている時に声をかけても興奮させるだけと感じたら無言で立ちます。
吠えが大人しくなった、吠え止みそう、あなたの方をチラチラ見る、
そういう状態になったらすかさずタンタンマーク。犬の意識をマークするつもりで早めにマークします。
この時意識に届きやすいように、ある程度の音の大きさが欲しいので
大きな声・明るく「よし!」「そう!」とマークできればそれでいいし、タンタンマークでもいいし
舌べらで音が出ないのでしたら、クリッカーを常にペンダントのようにぶら下げて備える
という方法も良いのではないでしょうか。
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