ジャックポット覚えてますかぁ~。 ココとの優良家庭犬トレーニング修行^^の記事に以前書きました。 が、記事は訳あって下げさせていただきましたので、こちらにジャックポットの記事を転記します。
マグネットでも動けない状態のココ・・・ その日は不調で (させなくてもいい排泄を校舎に入る前にさせた、というのが原因だと思いますが) ハァハァとパンティングが続いたんですよね。(4回目のレッスンです)
どのおやつにも見向きもしない。
「私はいりません」 ってそっぽを向く・・・
大きめのおやつ(長めの)をよく見えるように持って誘導、します。
そうすると何とかついてこれるようになります。
この中では一番柔らかめのチーズが良かったです。
あと、心ここにあらず、というココの場合は 四角のセミモイストタイプのフードを小さく切ったものを床に一つ、二つ、三つ、 とばらまいてみます。
食べてくれれば我に返れるようです。
長めのおやつ(チーズ)でマグネット。 意識がこちらに集中し始め、もっと食べたい!と食い付いてきたところで 残ったチーズを一気に食べさせました。
3センチくらい。
先生が一言。 「ジャックポットじゃん!!!」 ジャックポット=報酬の量や質を大幅にグレードアップすること ボーナス ですね。
それがとっても有効でした。
トレーニングの過程で強化させたい行動があった場合、その行動が完璧に、もしくは完璧に近い形でできたら、 ジャックポットを使うと良い、と言われています。
私が使うのは・・・怖いけど頑張っている途中に少しでも出来つつある時に ガバーっと、報酬を弾むということくらいかな。
先生は、介助犬を育てている方で、排泄、トイレのトレーニングの時の使い方を お話してくださいました。
コマンドで排泄をコントロールしなければいけないわけですから。
「よくね~、トイレ覚えないんです、という質問をされるんですけど・・・ ご褒美は上げてるかということを聞くと、 【あげてますよ~。フード一粒】 って言われるんですよね。 犬からしたら、そんな一粒のために今しようって思える? そういう場合、人の都合で排泄をコントロールしたいのだから、 もっと奮発しないと! 私だったら30粒をボーンとあげますよ~」 って。。。 すごいね。 恐るべし、ジャックポット。
犬もあ~らびっくりなのでしょうねぇ~。
どうしてもトイレを覚えない犬には使ってみても面白い方法ではないかな?
褒める、ということをパワーアップさせる ということですよね。
おやつはそれ自体が道具、という考えよりも、 褒めをパワーアップさせる道具、と考えた方がいいです。
トレーニングの世界・・・ データのない不確実な方法が渦巻いていますが、 データがあるから、その仔に正しい、ということもなく データがなくても有益な方法もあるわけですから。
まずは目の前の犬がイキイキ楽しそうにあなたを見つめるかどうか 現場主義で頑張ってみましょうね。 正しいと言われる方法が、その仔にとって正しいかどうかは 犬が教えてくれるはずですから。
ジャックポット=アンビリーバボーな報酬ですかね。 お散歩トレーニング自体がジャックポットになってくれたらいいな、って思います。 美味しいが一杯、笑いが一杯 そこに来ると何だか嬉しくて、元気になる。
お悩みが煮詰まると、なかなか外に出ることも怖くなったり、 面倒だったりしますね。
犬は外の世界に通じてその持っている力を発揮したいと熱望するはずですから まずは外に出てみましょう。
その時に、支えてくれる友がいたら言うことなしですね。
それが無理なら、1か月に一度でも、集まってお話ししながら歩いてみましょう。 見つけたいものはそこにあるかも。
土曜日は、各自取り組みについてお話しさせていただきました。
飼い主さん方には、正解のマークをきっちりすることで 目的をはっきりさせる、正しい行動をはっきり教えることを望んでいます。
「そうそう♪」で誘導。 それがいまひとつだな、と感じたら何か特別な音を条件づけて使うと良いですよ。 で、正解の行動が出ている最中に音を出せばOK。 まあ、クリッカートレーニングと同じね。
飼い主さんが強化ポイントに集中しなくてはいけないから、犬を見続けなければいけません。 そうすると、否が応でも(笑)観察できるから シグナルを見落とす、とかも減ってくると思いますよ。
トレーニング・・・ふふ♪やっぱり飼い主さんのものでしょう?