小型犬に多いです・・・ 大型犬にも見られますね。 飼い主さんと離れると不安で不安で仕方がない。 キューキューと不安げに鳴く。 はた目から見ると本当に飼い主さんが好きなんだな、って分かります・・・ が、 好きだけの理由でなかったら?どうでしょう? このようなお話しは心中穏やかではないかな? 甘えてばたばた・・・ それだけ好きな飼い主さんの言うことだったら、さぞ素直に聞くのでしょうね? どうでしょうか? 引っ張らないし、吠えないし。吠えても「やめ」で止まるかな? 実はここは落とし穴。 不安そうにキューキュー言っていると、 そばにいてあげよう、抱っこして慰めてあげよう、 と犬の求められるままに要求に応じていないかどうか。 私は犬を抱っこするのは、必要な時はOKだと思うんですね。 しかし、 その時飼い主さんは、かわいそうで見ていられないい犬を かわいそうな感情のまま抱いていないかどうか? そこをお聞きしたいと思います。 犬も同調しますよね? かわいそうというオロオロ感同士で、慰め合っていると 本当に訪れた危機に、犬は飼い主さんに助けを求めるかどうか?ということなんです。 甘えて抱っこしてほしい人、 でも、いざという時、指示を出しても聞いてくれない・・・ これは犬がわがままなのではなくて 犬の甘えや弱さに飼い主さんが応じたということは 犬の不安を強化してるということにつながっているのです。 多くの場合、不安が減っていないのは強化している、ということですよね? 人は優しさゆえに、犬の求めに応じてあげたいと思うのでしょうけど 見極めてあげないと、犬に不安感を植え付けるだけになります。 犬に自信をつけさせるためには、 犬が一杯一杯になる前に手を差しのばさなければいけません。 そのためにはご自分の感情をコントロールする、ということが大事ですよね。 よく観察するために。 犬はキューキュー哀れに鳴いたり振舞うことで飼い主さんの行動に影響を与えることを知る これは飼い主さんをコントロールしていると言い換えることが出来ます。 もっと言い換えると 犬が飼い主さんに支配的に振舞っているということ。 そうさせているのは実は人で、犬は意識しているわけでない こういうケースが多いです。 支配性理論からくるとんでもないしつけ法は論外ですが 支配されることに気がつかない人、こういう存在には要注意なトレーニングの現場です。 自分が原因であることに気づくことも、トレーニングなのだと思いますが。