
支配性理論・アルファ論とかリーダー論とかをざっくり(笑)考えてみました。
オオカミに見られる縦社会を犬に当てはめて考えられたもの、
超ざっくり言うとこんな感じ。
そして人が犬を支配(コントロール)するのに適当だから
持ち出された理屈、ということ?かなぁ・・・。
ただ、
支配、自体は悪くないですよ。
コントロール、統治など、その場を治める力であると思いますから。
ではなぜ、犬については支配性理論が正しくないと私が思うのか
それは
犬の行動をコントロールするのに、本当にあるかどうかわからない理屈を
持ち出すことが危険である、と思うからです。
世間に流通するしつけ本、
情報商材、
その中には「犬をリーダーの地位から引きずりおろす」方法が満載です。
コントロールしたい、支配したい、という欲は誰もが持っても不思議ではない
欲だと思います。
安定を望むのであれば当然でしょう。
私が危険だな、と思うのは
犬のルールで飼い主さんが動く、ということ=犬による行動のコントロール・支配
が日常的になることです。
犬の思いによって飼い主さんが動くわけですから、
知らず知らずのうちに、犬の行動にストップをかけることが出来なくなってしまいます。
そういう関係になってしまうことを恐れます。
子犬のうちからそれが(犬が自分の思いで動くこと、飼い主さんが制御できないこと)当然=ルール
になっているから、起こる問題の数々なのだと考えています。
それでも、大きな問題に発展しない犬と飼い主さんが大多数なのですけれど。
ここのところは非常にデリケートな面も持ちますから
(飼い主さんの性格にまで踏み込む問題なので)
長い時間をかけてまずは、飼い主さんの意識改革を試みます。
それを試みるにあたって
飼い主さんに私を信用していただく、その試みがまず初めに来ます。
そしてその試みは
私が飼い主さんをコントロールすることではなく、誘導することで行って行きます。
すると、
飼い主さんも犬を上手に誘導する仕方を学ぼうと思ってくれる、
次第に
飼い主さんと犬との間にルールが出来上がってきます。
ルールが出来上がれば、いけない行動を迷わず止められるし、
犬も飼い主さんの指示を聞く耳が出来るでしょう。
要は、こんな感じ。
ざっくり書いたこんな感じでいいのに、普通はこんな感じできるはずなのに
多すぎる情報が邪魔をしませんかね。
やれ、ソファにあげるな、一緒に寝るな、前を歩かせるな
ご飯は人が先・・・などとこと細かくマニュアル化しなくてはいけないのか疑問ですね。
疑問ではないですか?
ただ・・・
そういう細かい指示がなければ飼い主さんが司令塔になれない
ルールを示せないくらいに、規律がないことにも一因はあるのでしょう。
ゆるゆると、というのとずるずるは違うので、
そこはきちんと取り組まないと、犬たちがかえって不安定になると思います。
きちんとルールの元に生活できることが安寧につながるのですから。
命を預かるのですからそれは当然の務めですかね。
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