昨日のこの文
私にとってトレーニングとは、犬を社会に迷惑のかからない存在にする ということより、その犬自身、いかに楽しく輝いて生きるか、にウェートをおいているんです。 体裁のためでなく、犬の幸せのため。 犬の幸せが人にとっても幸せであるとき、本当の共生って言えるのかしら・・・ な~んて。。。
これって大切だと思うのですね。 でも、共感できない方も多いのかもしれません。 犬を飼う、その時に 人と違う、人より優れた、そういうものを追い求めると これが 希望通りに行かなかったとき 人より(他の家の犬より)劣っているので、自分が負けた気持ちがするのではないか? ということまで・・・ つながっていないかな?
センターに持ち込まれた犬たち、 犬に問題があるというより、 その犬が自分にとって、益をもたらしてくれるものでないから 遺棄するのでしょう。
そう考えるのは意地悪かな?
コツコツ頑張る、地道なトレーニングを 誰のためにするか、何のためにするかにも無理やりくっつけちゃう。
犬のためと言いながら実は自分のため、ではないか? ココとのトレーニング教室、若い犬が多いです。 初級クラスだからかな? シニア犬はもっと高度なことをしなければいけないって考えているのかな?
もしくは・・・あきらめモード入ってますか?
私が思うに・・・ 犬と数年暮らして、犬との絆が出来てきて さらにその仔と何か取り組みたい、その仔をイキイキ輝かせたい、 一緒に楽しみたい、 そこからスタートするのも楽しいトレーニングだと思うんだけど。
お散歩トレーニング、ナッちゃんも7歳。 ママの考え方は私と同じ・・・だよね?
ナタリーちゃんはアジリティーもオビーディエンスもこなす大先輩♪ 若い犬にはオビーディエンスなどを教えるよりも 犬や人に慣れさせるということが大事なのではないかしら。 無理をさせない。
多くの犬にとって、人、犬慣れ、不十分のまま「何か」を強制されていることが多くて そういう状態だと、トレーニング中、過度の興奮がみられます。
興奮は連鎖しますので、トレーニングの場が興奮渦巻く場になって・・・ それを抑えるための取り組みが過激にならざるを得ない。
叱り、ショック、または過剰なおやつ。
慣れさせることに焦点を絞って取り組んでいる犬たちは取り組みの間中 笑顔なんですよ。
笑顔が出てくるとようやくひと山越えた、状態になる。
その笑顔が出る状態にさせてあげると、どんな取り組みにも 過剰なストレスなく取り組めるのではないかなあ・・・って思っています。
希望、ともいうかな。
順番は大事ですよ、と思います。
昨日お話しした分離不安。
少しお話しします。
待たせること・・・マテをトレーニングするわけではないんですよ。
待たせません。(笑)
つき放しませんね。
では・・・? 私的トレーニングですからね?察しはつくはずですが?(笑)
そうですね~。自信をつける、です。褒める、ということ。
無理強いはしない。
嫌がることは極力短時間で終了。
出来た、という自信をつける。
呼んでも来ないからって大きな声で怒鳴らない、リードを引かない。
歯磨きが大事だからって、嫌がる犬を抑えつけて我慢させすぎない。
などなど・・・ 一見、分離不安と何ら関係ないと思うでしょ? でも私は関係大アリだと思います。
後追いしてキューキュー切なく泣いてしまうようになってから 指摘されて慌てて、マテ、させようとしていないか? 不安の壺が一杯になりますよね。
正しい方法は、不安に感じる前に、飼い主さんが姿を現すことなので ちょっとでも姿が見えないと鳴くようでしたら・・・ 十分一緒にいてあげましょう。
極力一緒にいてあげるといいと思います。 そして安心の壺を満タンにするの。
その代わり・・・離れていなくてはいけない時があって、 再会(笑)しますよね? 不安傾向の強い犬はその時、大げさに慰められると、 不安がさらに大きなものに成長します。ざわついた心は自制で鎮まるはずですから 目を合わさず、もちろん撫でません。 「来たよー♪」と言葉かけするくらいかな。
ああ、後、 疲れていなさすぎる、という原因も考えられるかなぁ。
運動が足りているかどうか、ですね。 犬の行動欲求を満たしてあげて、無理強いは避ける、そして正しい行動を褒める この3本柱で、犬の自信をつけさせてあげたいと思います。