私は社会化のドッグトレーナー@犬の森

犬の森発 吠える咬む犬の問題行動研究所 @小田原

甘噛みの抑制(5)

  多くの飼い主さん、 ここに訪れてくださって、読んでくださる方の多くは 非常に心優しくて、まじめで・・・ よい飼い主さんですよね。

ただ・・・ それが仇になる、ということも残念ならがあるのですねぇ。

そうでなければ、 ここまで多くの犬の問題行動が現れてくるはずがないじゃないですか。

どういうことかというとね、 犬に遠慮しすぎる優しさと ご近所や人の目が気になる、そういう優しさ。

気になる、気にしすぎということもあるかな。

犬に遠慮しないというのは暴力的になることではないし 他人を気にしないということは非社会的になれ、ということではなく あなた自身に自信を持ちましょう、 ということです。

飼育に自信がないから、人に気を使いすぎていませんか? 犬に遠慮するというのは・・・ 命の逞しさへの軽視だという気もします。

また 「犬は叱らないということを聞かないんだ」 「犬は叩かなければいい気になるよ」 と言われた時、反論できますか?

私は、相手の方針には触れずにこういうことにしています。

「でも、私はそういう方法はとらないのです」

なぜか、と聞かれたら自分の意見を述べればいいのだし、 聞く耳持たずの人には、何も言わない、それでいいのではないかな。

問題を抱えた犬がいるから、今自分の取り組みに自信がない? では問題がなくなったら発信しますか?

問題を乗り越えようと頑張っているあなたが言うことに意味はないでしょうか?

犬をしつけるとは 犬を仕上げるということではないはずです。

犬と同じ屋根の下、 同じ暮らしを共有できることではないでしょうか?

だから、今取り組んでいる、取り組みをあきらめない、 そういう人が偉いのです。

良い犬を連れた人が偉いのではない、と私がいつも言うのはそういうことです。 さて、甘噛みの続きです。 昨日お話ししたこのことについて。

大切なことは、 生まれて2ヶ月間は犬の中で社会化させる、ということ。

親や兄弟と離してはいけない、ということです。 離されてしまった犬に対しては 犬のように教育できればまあOKだ、ということです。 (ショップに陳列は言語道断)

犬のように・・・それは・・・? 犬のように叱ることに遠慮しないということ。 弱気の虫のある方には 命を育てることは重荷であると同時に 犬の命が弱々しくなる。 弱々しさは自信のなさなので、犬が自分で乗り越えられなくなった時に パニックのようになるのではないかな。

叱ることに遠慮しない これだけ捉えて、「叱らないと言ったのはチャーリーママさんですよね!?」 と思う方もいますね。

ただ・・・ ここでは犬のように叱る、とお話していますし、 犬生通じて叱らない、というのがいいとは思わないのですね。

その意味を考えてみましょう。

また、自分の犬との出会いが、 例えショップからとか、生後2か月前だったからといって 正しいことを学ぶことに消極的になることがありませんように。

非難されることを恐れることがありませんように。

今、頑張っていることが大事ですからね。 そして、甘噛み抑制(1)で、赤字で書きましたよね?

トレーニング時に、チャーリー組生徒さんには 「こういう場合はどのようにアドバイスしますか?」 という質問を度々して、考えていただいています。 自分には関係がないから、もう過ぎたことだから、というのではなく きっといつか、アドバイスを求められるであろうその時に、 これだ!という的確な答えを与えられる人でいてくださいね。 巷の間違ったしつけ法を正していくにはそういう草の根的な取り組みが最も 有効なのではないでしょうか?

だから、過ぎてきた社会化期のお話しに、 私には関係ない、取り組みができなかったからと耳が餃子に(爆) なることがありませんように。 正しい取り組みを考えていきましょうね♪

 

 

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