私は社会化のドッグトレーナー 第3章

犬の森発 吠える咬む犬の問題行動研究所 @小田原

吠え吠え時の対処

ハク母さん撮影の動画でお話ししてみたいと思います。

私がハンドリングしているのは、バニラ君です。

くりママさんのところの預かりっこさんですね。

http://www.youtube.com/watch?v=REY9pc7_eS4

犬が苦手で吠えかかる。 こういうお悩みの方のために一つの方法を提示させていただきたいと思います。

ホールドラッピングの復習をします。

そしてこぎママさんが書いて下さった記事をご覧ください。

ももとお散歩 柏の葉お散歩トレーニング2(バニラとお散歩) http://blog.livedoor.jp/momobird/archives/51740713.html

 ブログでの考察どおりかな、と思います。

この日は くりママさんが私にバニラ君を見てもらいたいとのことで、 大丈夫かどうか心配しながらも連れて来てくださいました。 また日曜日には里親会も開催されます。 そういう場もやはり 犬も人もわさわさしていますので・・・う~~~ん、 頑張れ!バニラといったところでしょうか・・・

興奮して我を忘れてしまう場合・・・

長めのリードで歩かせることは興奮を煽るかと思います。

攻撃的な態度も、興奮によるものですので 常にハンドラーを意識させられれば我に返せる時間が多くなります。 突進する場合は止めます。 止めて目が泳いでいるような場合はさらに止めて、小型犬の場合は抱っこして ホールドラッピング。 大型犬の場合は後ろから抱き抱えるのがいいと思います。

お散歩中、何が起きるか分かりません。

人や犬を避けてばかりはいられない、ということ。 もちろん避けなければいけないのですが、避ける行動を飼い主さんが拠り所にしてしまうと 取り組みがストップしてしまうのですね・・・ 前に進めない。 いつまでも冒険できない。どうすれば向上できるのかわからなくなる。 だから、とっさの時の保険のために、リードが張っても止める。 止めてから犬を落ち着かせられるようにする。 ということを学んでほしいと思います。 リードがゆるゆる状態になっても、時には飼い主さんが前に出て、前に出られることも 癇に障らないとか、怖気づかないとか、 そういう関係になってもらいたいためのインターセプトでもあります。

その参考記事は(連続写真があります)こちら。

ももとお散歩 柏の葉お散歩トレーニング1(午前中) http://blog.livedoor.jp/momobird/archives/51740211.html

バニラ君のように、がしっととっ捕まえても一切噛みの出ない仔の場合もあれば 転位的に噛む子もいます。

そこは噛ませないように注意するのと同時に、日頃から触られ慣らす、ということに取り組まなければいけないと思います。

触るたびに名前を呼んでおやつ、とか。 インターセプトでハンドラーの体に噛みつく犬は、中型犬以上ですと 口輪の装着でお散歩をされた方が安全な場合もあるでしょう。 そこまでになると飼い主さんだけでは対処できませんので、 噛みに対して暴力的な対処を施さないトレーナーさんをお探しくださいね。 対犬へ興奮してしまう子の場合、 チャーリーがそうでしたのでその取り組みを思い出しながらの日々なのですが やはり、避けていた時期はありますよ。 一切犬を見せない状態。3ヶ月くらいかな? で、どうなったかというと、犬を見た時の反応がさらに酷くなったのです。 で、試行錯誤いろいろ試しましたが、 犬と接触させることなく、いろいろな犬がたくさんいる中で私に集中できること これが最も効果的でした。

そうしてお散歩トレーニングが誕生したんですね~。 また、そのようにして段々良くなっている仔が増えています。 ポイントは接触させない。 そうです、挨拶もさせないのですよ。 積極的に見させるのもNGです。

インターセプトでハンドラーに集中させましょう。 そうして、いつの間にかリラックスできるようになって行くと 犬は自信がついて行くように思います。 ご自分の犬が犬が好き、という飼い主さんには、 犬に攻撃的になる犬とその飼い主さんの気持ちがなかなか理解できなくて 挨拶させないから慣れないのよ、とばかりに ガンガン犬が引っ張るのに任せて近づかせる方もいますが その行動がさらに恐怖を悪化させますので、その場合も制御。 しっかり犬の行動を止められるように頑張っていただきたいと思います。 そんなことをすると犬がかわいそう・・・ という気持ちはもっとたくさんのかわいそうを生むこともあるということの理解を お願いしたいと思います。

 

 

 

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