私は社会化のドッグトレーナー 第3章

犬の森発 吠える咬む犬の問題行動研究所 @小田原

ゆる~い歩行トレーニング

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昨日の動画をご覧になっていかがでしたか? 服従訓練の経験の長い方には分かり難いかもしれませんね。 また、きっちり横をつけて歩くことを望む方には 受け入れがたいものかもしれません。

すべてを心地よい物にする。 名前を呼ばれる、 リードが張れてしまった、 楽しみを中断された、 視線をさえぎられた・・・

まずはここ。 名前を呼んでおやつ。 リードが張れたらおやつ。 あなたの存在が心地よいものであるなら・・・ 楽しみの中断、視線を遮られてもイライラしない・・・ そんな関係作りを日常生活の中で築きます。

関係を築くための様々なトレーニングではないことに注意していただきたいのです。 関係を築いたさらにその先の 何か、のための取り組みがトレーニングであるのではないかなぁ。 私はそう考えて教室を行っていますので 横につかせるためにわざわざおやつを使ったりはしません。

マグネットで誘導はまた別です。 期待感でついたり、座ったり。 いつおやつが出てくるか分からない状態でもOKかと思っています。 犬に分かり難くてもOK。 期待があれば頑張れます。 そして自分の意思で、前に行ったり止まったり、戻ってきたり してもらいます。 それらがよどみなくできて初めて(昨日の動画のように) 指示による動作、シグナルによる指示ですわるとかを行っていきます。 何のために横につくの? 何のために呼ばれたらそばに行くの? それはあなたがそう望むから。

あなたの望みが犬たちには心地の良いものであってほしいから。 強制しない方法を行っています。 基礎トレーニングを9月から行って(夏の間もやってきましたね)、 ず~っと参加してくださっている方、きっちりしたトレーニングではないことをご存知ですね? では? 何に重点を置いているでしょうか? そうですね。 飼い主さんが動くことです。 犬を動かしたいのならば、動きたくなるような動きで誘いましょう、 ということ。 誘導に重点を置いてきましたが・・・?いかがでしょうか?

柔らかく力みがないこと。 優しく・・・横柄でなく。 緩んだリードが一瞬張れると・・・それを叱りと受け止める犬はそこにはいません。 「ママなあに?」 すべてが心地よい呼び掛けと感じてほしいですから。 そんなかなり抽象的ですが、ゆる~いトレーニング・・・ 今日からでも始めてみませんか?

 

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