犬育て、これをすればもう大丈夫、
というものはないんだ、ということで・・・
臨機応変に対応することが大事だったりします。
犬の現す症状がストレス症状だからといって
家庭での犬へのストレスを、それを例え全てなくしても、
思春期のストレス症状は現れます。
成長の過程なのですから。色々起こって当たり前。
やり過ごせますか?あなたは?と言う時期でもあります。
ストレスがあることが悪いのではなく
それが持続すること
そこから抜け出せない、ことが問題なのです。
成長過程ではストレスは当然の産物です。
外界からのものではなく、体の内側からのストレス。
それを避けるのではなく、現れたものにいかに対処するかだと思います。
避けようにも避けられない。
乗り越えていくしかありませんよ。
思春期、というのはまさにそんな感じ。
心は飼い主さんに寄り添っていたい、でも
興奮を促すグルタミン酸の分泌が多くなって、興奮する。
自立気に向けて反抗心が芽生え、
自分の側にあるもの、ないものとに区別により敏感になることによる
警戒の吠え。
心と体がバラバラになるようなそんな感じ。
小型犬で成長の早い仔は5~6ヶ月くらいから現れ、大型犬種や成長のゆっくりな仔は
7ヶ月~1歳くらいにやってくる。
まれに・・・
社会化期を刺激の乏しい環境で脳の発達が遅れた犬は
もっともっと遅くに、思春期のような行動が出てくるように思います。
正しい成長過程ではないでしょうか?
飼い主さんがあたふたする行動だから問題行動?
それが・・・
正しい成長による正しい行動であったら?
それさえも、問題だとすることが、問題をややこしくするのではないかな?
若さと言うのは、脳が未熟なんですね。
判断能力が確かではない。
興奮も制御しにくい。
それはなぜでしょうか?
脳が未熟だからです。
社会化期にいかに、正しい叱責(犬に通じる叱り)で行動を止められるように育ててきたか
叱責がきちんと受け入れられる状態になったか、
ここが大事です。
ここの部分が本当の信頼関係です。
叱る褒めるとかではなく、興奮がきちんと抑制できるか。
出来ていても、思春期にはがたがたになります。
その時、飼い主さんと犬を支えてくれるのは
築きあげつつある信頼関係なのだと思います。
それが出来ていなかったら・・・?これから始めればいいのです。
まずは、安心して眠れる場所。
無条件で愛されているという安心感を与えてあげてください。
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