私は社会化のドッグトレーナー@犬の森

犬の森発 吠える咬む犬の問題行動研究所 @小田原

固まる前に介入する

インターセプトについていろいろ、 自分なりにいろいろ研究していくと、 この方法は、犬との関わりすべてなんだな、って思うようになりました。

勝手に命名したわけですけどね・・・(笑)

一番嬉しかったのは ココの雷恐怖症に明るい兆しが出たことです。 恐怖症っていうのは 犬が自分では乗り越えられないもの、恐怖を持つことです。 恐怖を持つまでには じっと、その刺激を受け続けていたわけですよね。

見続ける、集中して聞き続ける・・・とか。

情報を遮断するどころか、五感をフル稼働させて恐怖の正体の前に立つ。

そこで・・・ 逃げ込める何かがあれば、 恐怖の相手からとりあえず避難できればいいのですが・・・

犬たちはじっと見て聞いて、固まることを選ぶようです。 選ぶっていうか・・・そうなっちゃう。

人ならば、 そのものの正体とか、怖くはない、自分には害がないことを 十分見させてあげれば克服できるのかもしれませんね。

でもそうでない個体もいます。 犬は、 乗り越えられないものを持ちやすいのではないかな、この人間社会で 犬としての本能が薄れて余計に。

本能が薄れているので 犬なりに解決することが難しかったりしますから そこで人は積極的に介入することも必要になるのでしょう。

犬同士では教えられないものが、この人間社会にはある、ということです。 インターセプトは、犬の意識集中を邪魔することです。 だから、恐怖を感じる刺激に集中することを許さず、 私に意識を向けられれば 乗り越えられるのではないかと思うわけです。 また、そう確信しています。

その確信のもとに、ここ数年音の恐怖症と戦ってきたわけです。 怖いから、かわいそう・・・ とは私は思わないの。

怖いものに集中しないのよ、とう強い気持ちで インターセプトして私へ集中させるのです。 これによって救われる犬は、きっと多いと思うのです。

人のちょっとした意識の転換が必要ですけどね。 怖いものは乗り越えられないのではないか、という思い込みを崩したいですね。

 

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