>絆ってどうやって作るんだろうと思ったとき、
>「動じない飼い主になる」というのがキーワードでした。
>子犬が粗相をしてはいけないと思うので四六時中目で追っていたのですが、それをやめました。
>子犬に気をつかって静かにしたり、用事をあきらめたりするのもやめました。
>それから噛まれたとき大騒ぎをするのもやめました。
過去記事「不安を抱える犬たち」から、抜粋します。
犬飼い初心者さんに限らず、心優しい飼い主さんの中には 犬が不安でうろうろすると、 自分のことのように心配して一緒にうろうろ、ドキドキ、はらはら・・・ でもね、これは犬を余計に不安にさせると私は思うんです。 飼い主さんが自信なさげにしていると その犬のウィークポイントが表に出てきて制御不能になったりします。 虐待による、犬の攻撃性も問題ですが、 ひょっとしたら・・・ 飼い主さんの制御できない飼育の方法も、 犬をイラつかせ、攻撃的な気分にさせてしまうのかもしれません,または病的な臆病さとか。 また・・・ 不安定な犬の中には、 強いものには媚びるけれど、弱い者いじめをする、という傾向に傾く個体もいますので 注意が必要です。
家に迎えられた犬たちは、不安で不安でどうしようもなく不安で とっても不安定な状態です。 飼い主さんの方も、不安なのですよね?
初めての飼育。
どうやって触るのか、抱っこしてもいいものか、 お水をあげるの?またははちみつがいいのかしら?
ペットショップの人は、2週間はダンボールの中にしろっていうし・・・
ああ、ご飯を食べない、水を吐いた、キューンキューン悲しそうに鳴くし。
「ああ~、小さなはかなげな命・・・ 私が守ってあげないと~」 と、温かな気持ちで触れ合おうとしたあなたに・・・
いきなり! ガブッ!!!
「ギャ~、噛んだ~!噛まれた~っ!」 ・・・
「ああ~、落ち着け!こんな時は・・そうそう、飼育本の13ページ(爆)に書いてあったわ。
毅然とリーダーになるために、マズルをつかまえて床に押し付ける・・・っと。」 でも・・・ マズルをつかまえようとした手、目がけてガブガブ! 乳歯は痛いですよね。半端じゃない。
「痛い!痛い!痛いじゃないのぉ~!!!」
って睨みつけると、飛びかかってきた。
思わず椅子の上に避難。
思い描いたワンコライフとはかけ離れた日常が、エンドレスで繰り返される。
明日はうまくいくかな、って・・・ 自分をなぐさめて眠りについても、眠れない日々が・・・続きませんか?
今でこそ笑って
「大丈夫よ~、そのうちに落ち着くから~」
な~んて言ってる人だって、パピーの頃には泣いたんだから(笑)
穏やかに、平常心。 凹んでもまた起き上がって、その繰り返しで大丈夫。
体罰的な、しつけによって大丈夫じゃなくなるパターンが多いです。
脅しじゃありませんよ。
やんちゃな子犬を、それが子犬だと認めることと、 リーダーの座を狙うべく本能を出していると考えることとでは 飼い主さんのハラハラ度が180度変わってきてしいます。 子犬の過ぎたやんちゃさには、究極的な無視で対処してくださいね。
そこに犬がいないかのように振舞います。 無視は心を安定させます。 犬を寂しくさせるのとは違いますから。
まだ・・・続きます。