犬は・・・いつもと違う、何か空気が怪しい、 そう感じる能力が人間よりも高いと感じるのは私だけではないと思います。 動物的感覚に優れた人、 という言い方がありますけど・・・ 嗅覚の優れた人、とかも言いますよね。 飼い主さんの様子がいつもと違うことに敏感である。 長年暮らした犬はそのような力があります。 パピーのうちは自分勝手に気ままに生きている犬も(笑) 共に暮らすことによって相手に同調するということを身につけていくのでしょう。 だから、飼い主さんは忍耐強く接してあげて下さいね。 「バカ犬」 ではないんです。 種が違って意思の疎通の仕方が違いますので こちらが分からないのと同じように犬も何が何だか分からないのでしょうね 若い、ということです。 年をとっても分からないのは・・・? 教えてもらえなかった、ということです。 さて、そんな文化の違う犬ですが・・・ 個体によって持って生まれたものが違うことに異論はないですよね? 人でも才能の方向性はいろいろです。 味覚の鋭い人。 絶対音感の優れた人。 皮膚感覚の敏感な人。 映像記憶に長けている人。 走るのがけた外れに早い人。 など・・・ 犬でも能力の差があります。 性格も違いますし。 シャイな犬。 社会化不足ではなくても、性質的にシャイな犬、馴染みのものに 執着する傾向のある犬、 こういうタイプの犬で、視覚に頼る傾向のある犬・・・ 見て恐れる、見て固まる、 匂いを嗅いでみたいという本能の前に、視覚で固まるタイプの犬、 こういう仔がいろいろと問題な行動を起こすのではないかな、と 最近感じ始めています。 だから、社会化にどんなに頑張っても、もって生まれたもの(違いに敏感になる) にとらわれて、一歩が進めない、とか。 飼育が難しいタイプの犬ですね。 「どうしてうちの仔は~」 と飼い主さんが嘆くことが多いです。 2頭目を迎えられた方で、先住犬との違いに悩まれるのもこういうタイプの犬 を迎えたケースのことが多いように思います。 やんちゃな仔は時がたてば落ち着きを見せますが、 上記のように難しめの仔は、長く生きれば生きるだけ、 自分勝手にいろいろな物語を作るかのように、関連づけをしていきます。(苦笑) 「犬って・・・尻尾を振って近づいてくるものだと思っていました。」 う~~~ん・・・ そういう仔もいる、ということですが・・・ そういう考えが、シャイな子に無理強いをしてしまい 情報過多によるパニック=固まるを起こさせてしまったのかもしれません。 明日に続きます。