私は社会化のドッグトレーナー@犬の森

犬の森発 吠える咬む犬の問題行動研究所 @小田原

ゆるめる、というリードワーク

家庭犬・・・ 競技会に出すわけでもないし、人に見せるために飼っているのではない ・・・ で、 そんな家庭犬ですが、 ・・・お悩みは尽きないのですよね。 まあ、多くは飼い主さんの取り越し苦労だったり 取り越し苦労があだになって、犬に経験を積ませなかった その結果、経験不足ゆえの(社会化の不足っていうのも含まれます) 犬の自信のなさが問題行動の原因のひとつなのでしょうけれど。 犬自身その場に応じた対応が分からない、 犬目線で考えたらそういうことなのでしょうか。 さて、昨日の記事・青字の太文字、 それを説明させてくださいね。 トレーニングの現場ではその都度お話ししながら歩きます。 8月はお散歩トレーニングはお休みでした。 が、基礎トレーニングを取り入れて歩く、というトレーニングは行っていたんですね。 最初にやはり脚側ははずせません。 犬を前に出さない、という意味があります。 が、その意味は前に出すと犬が偉そうになる、というのではなく いざという時に、飼い主さんの介入がしやすいように、です。 インターセプトするのに、犬が遠く離れていてはどうしようもない。 対向に人が歩いているのに、犬が離れているのは どちらにとっても危険がいっぱいだったりします。 相手は心情的にハラハラするでしょう。 【前に突進しそうなときは私が3メーターリードで突進しないリードワークを試み続けます。 ず~っとリードを持つ手を止めて、ゆるめて、 その繰り返しです。】 引っ張りの矯正にいつも出てくる、リードを押す感じ 張っていたリードを犬のほうに押し戻してたるみをつけます。

リードを持つ手を止めると(木になる時の感覚)リードが張れますね? それで、自分の体の感覚を認識させて 緩めた時点で、開放感を感じさせて、できればその状態がOKであることを 教えたいですね。

張れて緩まる・・・その時には突進できない状態になっていますので (言葉では難しいかな?) 言葉をかぶせるとしたら 「よ~し、いい子だね~」 でお願いします。緩んだ状態を維持しやすくなります。 これも、 一度でできるテクニックではありません。 何度も何度も繰り返し。 お散歩は少なくても一日2回は行けますよね? 一回のお散歩で2~3回実行すれば、リードさばきはみるみる間に上手になります。 上手なリードさばきは、犬にストレスをかけません。 正しい歩行を助けます。 やはり・・・飼い主さんの努力が物をいうわけですよね。 トレーニングとはそういうものだと、私は思っています。 まだまだ続きますよ。

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