皆さんは、スティーブ・
ビダルフはご存知ですか?
「男の子って、どうしてこうなの?」の著者ですね。
オーストラリアのファミリーセラピストです。
犬を擬人化するのはよくない、と言われています。
全くその通りですが
犬だから、人と同じ育て方は通じない、ということではないと私は思っています。
育てる、ということには変わりはないのです。
その子の個性を尊重して、
自分に恥ずかしくない育て方を選択する、ということですかね。
だから、私がすすめる社会化トレーニングは
飼い主さんのためのお勉強でもあって
だから・・・面倒な人は敬遠するのでしょうかね。
即効性がない、ということを言いたがる。
さて・・・と。
この本は、私のトレーニングの考え方に非常に近いと思いましたので
興味のある方は是非お読みください。
子育て真っ最中の方には特にお勧めします。
親には二つの核となる資質が必要だ、と書かれています。
温かい優しさ
ゆずらない強さ
ゆずらない強さとは、
毅然とした態度で臨むー怒らず、弱気にならず、あきらめずに、ルールをはっきりさせて守らせるー能力だ、と述べられています。
温かい優しさはだれもが持っているとは限らず、
誰でも相手に示せるとは限らない、です。
自分の中に、温かな心が育って初めて相手に温かく接することが出来る、のだと思います。
だから、叱らないで育てることは難しいのですよね。
私はそう思います。
自分が試されているような気になりますから。
で、
この本の中に、基本的なテクニックとして
立って考えさせるというのが出てきます。
子どもを「考える場所」に連れて行って「立って考えさせる」
それによって自分で解決できるようにさせる、というものです。
「
タイムアウト(=子どもを自分の部屋に行かせて興奮を鎮めさせる)」と
「立って考えさせる」の違いも書かれていて
(詳しく知りたい方はぜひ、お読みください)
私が言う「教育的無視」と「仰向け抱っこの違い」と同じものを感じました。
自分が冷静さを失いそうになったら、その場を離れて無視する、
また、そこに犬がいないかのように振舞う=教育的無視、は一つの方法ですが、
犬に自分で自分を制することを教えるためには
人が積極的に関わって、興奮をおさめてあげる(=仰向け抱っこ)の方が
絆が深まると思います。
どちらも、傷つけたり、辱めたり、脅したりとは無縁ですけれど。
これからは、犬だから、という思い込みを捨てて
どうやったらもっとより良い関係が結べるかを考えて行った方がいいのではないでしょうか。
やはり、しつけはテクニックではないから
また、しつけは調教ではないから。
調教された動物は、家の中では折に閉じ込めておかないとヤバいかもしれませんね。
だって・・・
反撃するかもしれないじゃないですか?
まあ・・・それは野生動物の話しですけど。
犬でもひょっとしたら・・・?あるかも。
犬はひどく調教されても、多くの場合人が好きなままだったりしますけどね。
けな気ですよね。

叱らなければ分からない、と主張する方々へ。
あなたの叱りが犬に伝わっていると感じていますか?
それしか、方法はない?
もっと良い方法があるのならば、試さないのは怠慢なのかもしれませんね。
私なんて、失敗を
「こら!」
なんて叱られたら・・・逆切れするなぁ。
失敗したくてしたんじゃないから。

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【8月のトレーニングの予定表】
基本的な項目(スワレ・ツケ・マテ・おやつの使い方・指示の出し方)を
5回コースでトレーニングします。一回のみでの参加もOKです。
日時:
7/29(水)・8/5(水)・12(水)・19(水)・26(水)
開始時間は午後5時です。
集合場所は
城址公園二の丸広場。
参加費は2000円です。
お申し込み、ご予約は前日までにお願いいたします。
メールフォーム、携帯メール、コメント欄、またはcharliemama☆goo.jp(☆は@に変えてください)
でご連絡お願いいたします。
折り返し確認のメールをさせていただきます。