私は社会化のドッグトレーナー 第3章

犬の森発 吠える咬む犬の問題行動研究所 @小田原

オペラント条件づけを考える(2)

犬飼初心者さんたちには、なかなか難しい話題でしょうか? お散歩トレーニング、基本のトレーニングの大切な基礎になります。 頑張ってついてきてくださいね~。 写真は・・・あられが小さい頃、いたずらをする様子にあきれるチャーリーです。^^ 【正の罰】 いわゆる罰(嫌悪、不快な刺激)が加えられる 犬の行動により嫌なことが起こる 昨日の負の罰のところで出てきた例で、 あなたが撫でていました、犬が唸った、正の罰ですから 嫌悪・不快な刺激が加わります。 犬の行動によって嫌なことが起きます。 マズルをつかまれる、鼻ぴんされた、首根っこをつかまれて吊るされた・・・など。 その罰によって、唸るのが減少すれば 罰という結果が犬の行動を減少させるように条件づけた、、ということになります。 これがいわゆる、罰、ですよね? 罰によって、犬が嫌なことが起こる・・・確かに起こる。 でも大事なのはそこからで、犬に学習をさせるための罰なので、 唸る、という行動が修正されなければ罰は意味がない、というわけです。 唸りと、罰とを結びつけることができるか? ということ。 唸るだけじゃなくて、咬むようになった犬の相談が多いですけど そういう子たちは間違いなく、正の罰を受けてきています。 関連づけの失敗? または・・・罰というものの罪?でしょうか? これはこれからも検証が続きます、私の中で。 (罰は効果がなければ意味がないわけです。 意味のない罰を与え続けていないか…に注意です。) 【負の強化】 嫌悪・不快刺激が取り除かれる 犬の行動が不快なことを取り除く 負の罰のところで書きましたけど 犬を撫でていたら、犬が唸ったので、あなたは手をひっこめた。 そして無視をした。これを繰り返して、撫でても唸ることを抑制でき、 唸りの行動が減少する。 これは・・・なかなか難しいですけど 第一、撫でられることが報酬であることが前提なわけですけど 犬は撫でられることが嫌だから唸ったのではないか? ということもありますしね。 撫でられるのが犬にとって喜びでないのならば 唸って撫でる手を退けられるのは・・・負の強化、なのですよね。 寝ているときは撫でられるのが嫌い、とか 長時間なで続けられるのは嫌いとか、 知らない人に撫でられるのが嫌いな犬にとっては、 唸って撫でられなくなれば、唸りは強化される、ということでしょうね。 犬は撫でられるのが好き、 いつでも撫でられることを受け入れるものだ、という人の思い込みを 変えていくことも大切なような気がします。 このように、 犬の行動に対する人側の思い込みによっても 強化や罰に影響を与える、ということを考えて、 犬の行動の後の私たちの対応を決めることが必要だと思います。 ややこしいですけど、こういったことを頭に入れておくと 誰かに相談されたときに、間違いのないアドバイスができるようになりますよ。 もう少しお付き合いください。 お帰りの際にはどれでもポチっと 一日一回の応援のクリックをよろしくお願いいたします。      にほんブログ村 犬ブログ 犬 しつけ・訓練へにほんブログ村 犬ブログ 犬 訓練士・ドッグトレーナーへ


【8月のトレーニングの予定表】 基本的な項目(スワレ・ツケ・マテ・おやつの使い方・指示の出し方)を 5回コースでトレーニングします。一回のみでの参加もOKです。 日時:7/29(水)・8/5(水)・12(水)・19(水)・26(水) 開始時間は午後5時です。 集合場所は城址公園二の丸広場。 参加費は2000円です。 お申し込み、ご予約は前日までにお願いいたします。 メールフォーム、携帯メール、コメント欄、またはcharliemama☆goo.jp(☆は@に変えてください) でご連絡お願いいたします。 折り返し確認のメールをさせていただきます。 お散歩トレーニング仲間のブログhttp://charlie1210.blog113.fc2.com/blog-entry-37.html お仲間次々増えています♪チェックをよろしく~

Copyright © 2021 私は社会化のドッグトレーナー All rights reserved.