私は社会化のドッグトレーナー@犬の森

犬の森発 吠える咬む犬の問題行動研究所 @小田原

甘噛み対策

甘噛み対策を考えましょう。

サイドバーのカテゴリーを使い倒してくださいね。

甘噛み対策=犬をクールダウンさせる ということで、将来犬の興奮からの問題に対処するための 予行練習としての甘噛み対策、と考えてみたらいかがでしょうか?

ではクールダウンのためには?

手を噛まれないような抱き方をする。

犬の体を押さえる。(その仔によって気持ちが落ち着くツボみたいなものがあります) 仰向け抱っこ。

をお勧めしますが・・・ これらすべてをひっくるめて、ホールドラッピングとしましょう。

 

犬の様には教えられなくても、犬は人の教えを受け入れながら 人と共生できる才能を持っています。 (「こんなことすると、犬にはストレスかなぁ・・・」 とかお悩みになる飼い主さんは多いですけど、分離不安のところでもお話ししました。 過剰な心配症は犬を不安定にさせると思います。 日本では・・・強すぎるしつけで犬が不安定になるケースより 甘すぎる態度で犬を不安定にするケースが多くなっているような気がします。 そういうご相談が多いです。)

だから、人の方法を受け入れてもらえるように(ホールドラッピングですね)頑張りましょう。 ホールドラッピング、上手な保定の仕方でもありますね。 (動物病院でも役に立ちますよ。)

犬が体の力を抜いて、じっと動きを止めるような、抱き方です。 毎日犬を触るわけですから、コツはすぐにつかめるはずですよね。

 

 

相手を傷つけない程度に柔らかく噛むというコツを学ぶ。

甘噛みの時期に 人はそのコツを教えてあげることが出来る、というのが私の考え方です。

咬み加減を教えるか 噛むことを許さないことで教えるか。 噛むことから気を逸らせるか、とか。

兄弟同士、甘噛み体験をしていない犬に教えるのですからね、なかなか厄介です。

どちらにしても、毅然と「い・け・な・い」を教えるということに変わりはありません。 行動を止める、ということ。

子犬同士のように、 「ギャン!」 という声を立てると、ハッとする犬はもともとすぐに落ち着く犬。 余計に癇に障る犬(さらに強く噛む、狂ったように噛む)には、大きな声はやめた方がいいでしょう。

静かに、無表情で、威厳を込めて、威圧的に 「痛いから、やめなさい」 と言うことをお勧めします。

言ってから、他の部屋に姿を消す、というのもありです。

ムキになる犬には、小さな頃から自制を教えないと後々尾を引くような気がしますよ。 犬にコントロールされないようにしてくださいね。 さらに、どうしようもなく噛み噛みが激しすぎる時ってあると思います。 そんな時は仰向け抱っこ。

 

 

これも、賛否両論。残酷だっていう方もいるみたいですけど・・・ (歯磨きとか、おなかのお手入れとかどうしましょうか?)

仰向け抱っこは使えます。犬がクールダウンしやすくなります。

噛むことに集中させないためにも、体勢を変えて落ち着かせられる技として 装備できたほうがいいと思うのですけど・・・ 仰向けでバタバタ・・・ストレスでしょうか? その向こうにくつろぎがあるのなら、辛抱させるというのも「育てる」ということだと思います。 犬は犬なのですが、 人間流で関わって悪いはずがない、と私は信じています。 理不尽でない限り。

甘噛みは一時期のこと。 痛かったり腹が立ったり、泣いたり大騒ぎして、ああだこうだ犬と接する・・・ ちょっと馬鹿馬鹿しかったり、しますけど、 永遠のパピーである犬たちと暮らすってことは、永遠に遊び心を持てるってことで 人にとっては宝のような時間ですよね。 仰向け抱っこも慣れですので、 人間の赤ちゃんを抱っこするのも慣れですしね、 上手に抱けるようにコツコツやってみてください。

 

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