さて・・・
ハーネス狂騒曲が聞こえてきそうな勢いですね~。
フリースラインドハーネスの愛用者も増えていますね~。
フリースラインドハーネス着用でお散歩トレーニングの市ちゃんとカイ君♪
軽くて付け心地もよさそうです。
お家で、ノーリードの感覚に近いでしょうね。
ただ、何度も言いますが、道具に頼るのではなくて、
犬が楽であるための道具選び、ということでお願いしますね。
でも・・・
引っ張りに限らず、ハーネスはおススメです。
グッズショップを始めた頃・・・
「ハーネスを勧めるショップは、首輪よりも高額だから売りつけるのだ。
首輪の方が引っ張りを矯正しやすい。ハーネスは引っ張りを強化する」
というのが、私の中でも定説でした。正直言って。
そう書かれたもので勉強をしていましたから。
そしてそのような考えの方に、教わっていましたから。
救いは、チョーカーチェーン信仰者にはならなかったこと。
犬たちに使おうという気持ちにならなかったこと。(個人的な感覚の話です)
犬の動きを、犬の癇に障らない方法でどうやって制御するか、できるか・・・
ということを考えてやっています。
そのためにやはり大切なことは
道具でもおやつでも、テクニックでもなく、
犬があなたの側を心地よいものに思っているかどうか、
だと思います。
その関係作りができていれば、犬が常時リードを引き続けることは
なくなるはずだと思います。
そのためには・・・これも何度もお話ししていますけど、
褒めることも大事だけれど・・・もっと大事なことは?
叱らない、ということです。
犬は言語をもちませんから、叱りの意味は多分不明なんだろうと思うんです。
混乱させますね?
混乱するから、次も失敗するのでしょうし・・・
バカだからではないのですよ~。
いけないこと(今の話題ですと、引っ張りですね?)をしたときには
「ノー」
ではなく
名前を呼ぶなど、意識をこちらに戻して、行動を止める。
次に、取った正しい行動に対して(アイコンタクトする、止まる、戻ってくる)
褒めながらおやつのご褒美。
「叱らないと、何が悪いかわからないのでは?」
というご意見がありますが、叱っても分からないのです。
だったら、自分の気休めのために犬を叱ることは避けたいですよ。
次に何かの時に、あなたの元に帰って来なかったり、
咄嗟に歯を当てるという行動を生み出す原因にもなります、叱りは。
また・・・
立ち止まって他の飼い主さんとの話し中、じっとしていられなかったり
過剰に地面の匂い嗅ぎをするとか、四六時中マーキングしているとか・・・
のストレス症状も出やすいかな?
行動をやめさせて、自発的に取った行動にすかさずご褒美、これによって
悪い行動は消えます。
必ず消えます。
消えないのは人の方にぶれがある=やったりやらなかったり、迷いがあるからです。
犬に優しい、というのは甘やかすことではない。
ハーネスは犬に優しい、しかし、甘やかしではない。
甘さはやさしさではない・・・
厳しさは、間違った行動に対してであるべきで、犬そのものに向けないようにしたいと思います。