一昨日のお散歩トレーニングで、質問があったのですが
今日はそのことについてお話しします。
拘束技ってどのくらいの強さでするんですか?
ふ~~~む、もっともですね。

私だけが分かっていても仕方ないし、
私と犬が分かっているだけでもいけないですね。
皆さんはどの位の力で拘束しますか?
「拘束技って…プロレス思い出すからみんなギュっとしちゃうみたいに・・・」
という貴重なご意見(誰の?

)がありましたが・・・
拘束技、と言う言葉のイメージから、
かなりきつく、ぎゅ~って感じで押さえつけてる、と言う方が多いみたいです。
それだと、暴れますよね?

実際に私が昨日はエル君を少し拘束しましたけど・・・
見ていた方は少ないかな?
4月4日のお散歩トレーニングに初参加のバーニーズマウンテンドッグの陸君とコーイケルホンディエのエル君
犬が動いていなければ、お豆腐が崩れないくらいの感じで支えています。
犬が静止を振りほどきたい
と動いたら、なるべくお豆腐を崩さないような感じで(イメージですよ)体を支えます。
その時も手に過度の力は入れません。
罰ではないので、力ずくで押さえては逆効果です。
脱力したら褒めるための拘束なので、包み込む感じでお願しますね

はなのおかぁちゃんの記事
http://blog.goo.ne.jp/hanamama0208/e/eb1ee7ee812e063d4f86a7ae7c580110
に私がコメントした文です。
言葉で
「ダメ」
「ノー」
と叱らなくても、行動ではなちゃんの動きを止めようということが
否定されている、と感じるのだと思います。
だから、ムキになる。
まずは興奮を鎮まらせる、そのためには丸ごと肯定されなくっちゃぁね。
拘束技は、結果的に動きを止めるためのものになっていますが
気持は包み込む。
「こっちの世界へ帰っておいで、こっちの方が楽しいよ~」
という優しい気持ちで包み込みます。
また・・・
水の入ったバケツを持ってぐるぐる回すときに、力一杯にバケツの取っ手を
握る人はいませんよね。
テニスをやった事ある人はわかると思いますけど、
ラケットって、ボールが当たるまで手の中で泳がせるような感じで握っています。
野球もそうですよね。
コツの世界ですかね。
トンカチの使い方もそうですし、パンをこねる時もそうです。
犬のリードさばきでいったら、引っ張られたら緩める時の感じですかね・・・
最小限の力、いつも力んでいると、ここぞの時に力を入れることはできません。
フィーリングの世界・・・
勘のいい人悪い人はいますが毎日の努力は裏切りませんので、コツをつかむまで
頑張って練習していただきたいと思います。