私は社会化のドッグトレーナー@犬の森

犬の森発 吠える咬む犬の問題行動研究所 @小田原

犬の自由、飼い主の責任・・・

日本ではまだまだ、犬は法の上では「物」扱いです。 海外の動物に対する進歩的な国では、犬を物扱いする日本に比べると 数段犬の暮らしは自由であり、 命は法によって守られています。 が・・・ それら、自由を得るためには,犬に自由を与えるには、飼い主としての責任が問われるのです。 だから、 動物を飼うことはその動物を知り、 個々の性格を把握し、その仔に合った方法でしつけていかなくてはいけない、 というわけですね。 だからこそ・・・ 犬の自由のためには、 犬が自分で自分を抑えられるように(自制心ですね)しつけを施すことと 他人、他の動物に対して従順であることを犬に求めざるを得ない。 抑制力についてはこちらの記事を参考にしてください。 社会化期の叱りと褒め http://charlie1210.blog113.fc2.com/blog-entry-54.html 犬を繁殖させる者は、アグレッシブな個体を繁殖の過程で取り除き、好ましくない性質を 抑える方向に努力し続けないといけないのです。 家庭犬として生きるために好ましくない、吠える、噛む、を消していく、ということです。 繁殖の歴史で、人間は人間の希望に沿うように犬たちを作ってきました。 でもそれは・・・ 使役犬を除いて、見た目重視のケースがほとんどです。 また・・・日本では 「うちの子の子が欲しい」 という理由で、遺伝子等の考慮なしに 気質を考えないで安易な繁殖が続けられているのが現実です。 繁殖学、というのは難しいですよ。 簡単なものではないです。 犬は、人の管理下でなければ到底生きていけない動物になってしまった、 野生ではないですからね。 野生では、自然淘汰が自然の摂理として存在するわけです。 だから・・・ コンパニオンアニマルとしての存在であるところの犬は、人間の管理下で その繁殖も管理せざるを得ない、と私は思っています。 これは人のエゴではなくて、責任ですね。 日本でも、犬との楽しみを追いかけて 犬と入れるカフェであるとか、ホテルとか・・・ まるで、それが犬にとっての楽しみであるかのように語られますが・・・ 犬は本当は野山を駆け回りたいわけで、 犬同士転げまわって時を過ごしたいのでしょうし、 そんな事を考えると、われわれ日本人の 責任をどこかの棚に置いて 犬のというより飼い主の権利(楽しみ?)ばかり求めているような姿勢が 気になって気になってしょうがありません。 と・・・ ひとり呟いてみました。。。 今日も、あなたの犬と一日充実した時をお過ごしください。

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