私は社会化のドッグトレーナー@犬の森

犬の森発 吠える咬む犬の問題行動研究所 @小田原

犬同士の挨拶について

昨日は、緊急のお知らせがありましたので、 挨拶行動の質問は吹っ飛んでしまいましたか?(笑) もう一度、復習的に昨日の記事を載せて、そして質問にお答えしてみようと思います。


さてさて、犬のご挨拶です。 日本ですからね、お散歩中のオンリードのご挨拶のお話です。

リードを張って夢中で匂い嗅ぎしている大きな(笑)キャバはチャーリー君。 そして、タータンチェックの首輪のビーグルちゃんは、バーニーちゃんね。 去年のお散歩トレーニングですね。 初対面では、案の定、チャーリー。 鼻と鼻を突き合わせて匂いを嗅いで・・・ ワンワン! ありゃりゃ・・・、やっちゃったねぇ。 知らない仔だと確認すると99%の確率で(笑)後ろに後ずさりながら、威嚇吠えします。(爆) いきなり咬まれたとか、 カーミングシグナルを出しているのに追いかけまわされたり。 犬は信用していないチャーリです。 まず、吠えて、相手の出方を見る、みたいな。 覚えなくてもいい技を覚えてしまったのですね。

黒ラブのはなちゃん。相手は、城址公園の近所に住むパピヨンのルイ君です。 お互いに確認作業中ですね。 じゃあ、ここで質問♪ 上の2枚の写真、ご挨拶として安心できるのはどちらでしょうか?


これが昨日の記事でしたね。 安心感 ですからね。ポイントは。 正しい挨拶、ということではありませんよ・・・ 安心感を感じるためには、犬の体、ボディーランゲージを読み取ることが大切ですね。 緊張しているかどうか。 緊張感が次の危険な行動に移行しやすいです。 上の写真、チャーリーとバーニーちゃんは(バーニーちゃんの尻尾は分かりませんけど) 耳は下がったまま、チャーリーの尻尾には緊張感が感じられませんね? 「お尻?いいよ嗅いでも。君のことはもう知っているから(吠えたから^^;)大丈夫」 っていう感じですね。 また、万が一、チャーリーがガウってなったら、リードを引けば頭が離れますよね? 私はそのような位置に立っています。 では、次。はなちゃんと、ルイ君。 お互いに、興味はあるけど、不安感が一杯です。 リードでつながれているフラストレーションもあるのかもしれません。 耳、尻尾とも、かなり危険な感じがします。私だったら間に入ります。 しかも、どちらの仔も、目を逸らしていないようですね。 これは挨拶行動としては、非常に無礼な行動です。 力の強い、順位の高い犬はわざと匂いを嗅がせることをしますが 絶対に目を合わせません。 これについては・・・ 人が介入してどうこうできるものではないかもしれませんが、 希望としては、人が教えられるようにもしていきたいと思っています。 社会化期を兄弟や犬同士で過ごせなかった、犬同士のマナーを勉強してきていない仔 そんな仔たちのために、介入できる希望を作りたいと思っています。 そのためのお散歩トレーニングでもありますし、 実際、チャーリーは介入によって、お尻を嗅がれること=良いこと=安心 というように関連付けに成功しています。 これからの課題ですかね。頑張ります。

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