我が家の排泄用の庭・・・排泄用ではないですけど・・・
広くもない庭が排泄場所になっています。
雨の日にもここで用をたします。
もちろん、お散歩に行った時は外で用をたします。
犬用トイレは家の中にはありません。
今日の排せつのお話は
トイレトレーニングが、人間のためのものになってませんか?
という確認のためのものです。
トレーニングをしていると、
結局犬をどうのこうのではなくて、
飼い主さんの考えや行動を変えてもらうことがポイントになって来ます。
犬の問題だという行動の中でも
トイレの問題は非常に相談件数も多いですけど、
排泄する、という犬自体の行動には一つも間違いはないことをまず覚えておいてほしいと思います。
どこでしたとしても、
犬には落ち度がないことを覚えておいてください。
さて・・・
ショップでも、一番多い相談事
トイレを覚えない
ということですね。
まだ、親元から離してはいけないような時期2ヶ月齢以前では、よたよたしながら
寝床を這い出て、トイレシーツの上でおしっこ、うんちをすると思うんですね。
寝床を汚したくない、という本能ですね。
ペットショップなどで、トイレしつけ済み、といわれるのもこのくらいの時期かな?
たいてい、サークル(60×90)の範囲内でのことですね。
月齢が進むと、覚えていたことを忘れてしまったように(その頃になるとサークルから出してもらえるようになりますよね)
トイレの失敗をすることが多くなります。
部屋の隅でしたり、洗面所だったり・・
でも、犬はもともと、寝床を汚したくないと思っているので
寝床であるサークルから離れたところで用を足そうとしている?
そう考えれば、失敗も当然ではないでしょうか?
そもそも、失敗ではない、ということ。
むしろ・・・
正常に発達していることを喜んであげる方がいいですね。
さらに成長して、お外で用を足せることが、犬として外の世界に出ていける
基本ではないか、とさえ思います。
社会化に失敗している犬は、外ではなかなか用を足せなかったりしますのでね。
飼育放棄の原因にも多くあげられる、トイレの問題。
環境問題・社会問題にまで発展しそうな、排泄の問題。
すべて、人間が何とかしてあげなければいけない、何とかできる問題なのです。
家を汚されたくなければ、つきっきりで教えられる時間をとってください。
巣穴でを汚したくない犬は、サークル内では我慢しますよ。
出したとたんに失敗するのは、覚えていないからではなくて、
犬本来の本能が壊れることなく残っていることの証明です。
これを考えるとき、ショップのケージの中で、仕方なく用をたす犬の心は
壊れてしまっていると、思いやってあげてほしいと思うのです。
犬を人間社会に適応させようと無理強いすることが、かえって
無駄吠えなどの社会問題になる、犬のストレス行動を生むのでは・・・?
犬の問題行動の多くは
人間側の犬の行動や精神についての不理解が原因だったりするのかなぁ・・・と、
目の前の大きな山にため息が出ます。
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自分の犬を幸せにすると決意して、その気持ちを周りの命に向けられるようになった人だけが
読み進められるのかもしれません。
私のこの2冊は、いまはなのおかぁちゃんのもとにお出かけしています。
命の大切さと、優しさと、貫く強さが溢れだすような本・・・
ですかね。
お勧めの本です。