*マーリン*さん提供お散歩トレーニングの写真です♪
犬は生まれながらに犬なので・・・
犬としての本能は誰に教えられなくても持っていますね。
それを無理やり押さえつけることによって
本能を表わせない状態になっていないか?
表わせない状態が、犬にとっては良い事か、
飼い主さんはそれでいいのか、自問するところから
トレーニングは始まります。
犬がきっちり横について歩くことというのは、
かなり犬に無理強いしていること、と考えています。
そうかといってガンガンに引っ張って歩く犬が、楽しそうだとも思えません。
引っ張りの矯正のポイントは、
犬の行動(引っ張るということ)を否定しないということ。
喜んで横につけるし、前をリードを張らずに歩くし、
匂いを嗅いでいても、名前を呼べばやって来れる。
生き生きと歩くことに必要なこれらの要素は、
まず、否定しないということから始めましょう。
引っ張りで言うのなら、
否定するということは、リードを強く引いてショックを与えることです。
また、
リードが張れるとすかさず
「ノー」
を連発することも要注意ですね。
お散歩トレーニングの時に、
初めての犬にハンドリングする時の、私のリードさばきをご覧になった方には
理解して頂けると思います。
「ノー」
は決して言いませんね?
リードを強く引くことはありますか?
これをしてしまうと、犬は警戒し、私の傍を危険な場所と思うかもしれませんよね?
小走りで走り、途中で止まり、
匂いを嗅がせる・・・リードはいつもたるませるようにする。
これが=リードをたるませるが、
犬を肯定することです。
大変な作業ですが、どの行動を教えるにしても、
肯定することは、努力のいることばかりです。
それに引き替え、否定は簡単です。
簡単ですよね?
犬は観察によって、行動を学ぶ動物です。人間以上に
観察力は優れているかもしれません。
なので、観察されて恥じない行動をあなたはし続けないといけないのですね。
それが、犬を飼う責任でしょう。
犬の成長を信じて
犬の成長の足を引っ張ることのないように
肝に銘じたいと日々思っています。