ムツゴロウさんの動物との付き合い方は、みなさんご承知かと思いますが・・・
でも、マスコミの取り上げ方,いつも?な面ばかりクローズアップされて
本当のところが伝わってきていないような気がしますね。
言葉の通じない動物と接するときに
ムツさんが気をつけることは
相手の心にふわりと入る
ことだそうです。
警戒心を抱かせないということですね。
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リーダーになろう、なめられないようにしよう、
そう思い過ぎたり、
最初が肝心だから、寂しがる子を一人で過ごさせたり・・・
情報に翻弄された私たちは、犬にとって実は?
安心できる存在ではないのかもしれないですね。
そこは反省しなくてはいけません。
それと反対に、
「話せばわかる」
などと、犬にこんこんと諭す方もいますが・・・
それは犬を思っているようで、犬を苦しめていることになるんですよ。
犬は人間とは違った方法で物事を認識します。
脳の働き,機能は劣っているけれど、(劣っていることが悪いということではありません)
ただ、認識の仕方が違うということです。
どちらが優れているとか、勝敗を決める必要はないし、意味はない。
文化が違うのですから、違いを知る、
だから、諭すのではなく、行動をひとつひとつ分けて、地道に教えなければいけません。
話しても心は通じません。残念ながら。
ただ!
気持は伝わりますので、犬が必要とするものがタイムリーに与えられるようにしたいですね。
そのためには
観察と、学びです。
ムツさんは
「学びなさい」
とおっしゃっておられました。本を読んで、知識を蓄えて
その上で犬に触れて、犬からも学ぼうと。
「命を育てるのに、テクニックはいらないよ」
「吠えてうるさい子を吠えさせないようにするより、抱きしめなさい」
「「皮膚は一番大きな内臓。触りなれていないと
敏感になりすぎる」
「情報は行ったり来たり、怖いと思う手で触られれば犬は安心できない」
すべてムツさんのお言葉です。
動物との付き合い方・・・理屈ではないものです。
でも誰でも、経験することによって上達します。焦らないでね。