私は社会化のドッグトレーナー@犬の森

犬の森発 吠える咬む犬の問題行動研究所 @小田原

一番の先生は目の前にいる犬たちです

犬を褒めてください。

そう言われてもピンとこないかたが多いようですね。
いつ褒めるのか、どうやって褒めるのか、何回褒めるのか
褒めるタイミングは・・・?とか。色々考えすぎ。

では、
なぜ、褒めるのかをまず考えてみましょうか。

あなたはなぜ褒めるのですか?
考えたことはありますか?
なければ今、考えてみてください。
一日に何回褒めていますか?
褒められると犬は嬉しそうな満足した顔をしますか?



これがしつけの本質です。

犬が本当に嬉しそうな顔をするのを見たいために
私たちは犬をしつけるのです。
これは、犬にしたい放題させるということではありませんよ。
あなたが許さないことを犬がしても
あなたの笑顔がないのですから、犬にとっては喜びではないはずです。

この人間社会で、犬の本能を満たすための機会と場所を提供する。
そして、人間社会に馴染むお手伝いをしてあげる。

これがしつけです。

何を噛んでもいいか、いつ吠えてもいいか
どこでおしっこしたらいいか、
人に会ったらどう振る舞えばいいのか、
などなど・・・。

これらは目の前にいる犬をまず観察することから始まりますよ。
何を望んでいるのかは犬が教えてくれます。
犬の行動がが受け入れられなければ「ノー」ですし、
いけないという理由がないのであれば「イエス」です。
ややこしく考えることはありません。

お腹がすいているのか、のどが渇いてないか
おしっこを我慢しているんじゃないか
お散歩に行きたいのか?
何かが怖い?
大騒ぎしないでさりげなく観察してみましょう。
犬が教えてくれますよ。

尊重する。
まず、肯定する。
命あることに感動できる。
これらの気持ちをそのまま犬にぶつけてみましょう。
「いい仔だね~、いてくれてありがとう。」
私にとっては褒めとはこのようなことだと思うのです。
何かができたとか、何かをしたから褒める、ということではなく、
そこにいるから褒めて
そこにいるから美味しいものを与えて
撫でて・・・
なにも難しくはないですよね。
なぜ褒めるのか、それは、あなたの傍にいてくれるから。

一度「こうでなければいけない」その思い込みを捨てて
丸ごと犬を肯定してみてください。
犬はきっと今以上に警戒心なくあなたのそばにすり寄ってくるはずです。

しつけの先生は犬です。
犬に警戒心を抱かせないことがしつけの極意。
他に先生を求める前に、目の前にいる犬の心の言葉に
耳を傾けてほしいな、と思います。

明日への宿題。
「名前を呼ぶと喜びますか?」



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