私は社会化のドッグトレーナー@犬の森

犬の森発 吠える咬む犬の問題行動研究所 @小田原

引っ張りの矯正トレーニング

さて~、実践トレーニング
引っ張り、行ってみましょう!

これ~、なかなか難しい。
直す、ということもそうですが、正しく伝える事は難しいなぁ。
実際にトレーニングの現場でお見せすればいい話ですけれどね。

ブログでですと・・・
難しいなぁ~
でも頑張ってみましょう。お悩みの方多いですしね。
お散歩が苦痛になると、飼い主さん億劫になりますよね、
それは避けたいです。

どんな道具を使うにしても、一つだけ気をつけて欲しいことをお話ししておきましょう。



それは・・・
接触走性。覚えていらっしゃいますか?
動物に備わった、運動原理です。
引っ張られれば引っ張り返してバランスをとる、簡単に言うとそういうことです。

???

説明しましょう。

以前、ご紹介した写真。



引っ張りの強い仔はこんな状態でお散歩をしていますね?
では・・・
この時の状態を犬の側から考えてみます。
「引っ張ればお母さんはついてくる」
「いつも歩くときは首に力がかかっているんだ」
「力を緩めると、後ろに引っ張られてバランス悪いよ」



こんなこと、考えていないでしょうけど、実際そうなんですよ。
そういう状態。

では、いつものこの使い慣れた体のバランスを崩してみましょう。
どうすればいいと思いますか?

ブログ常連の方々はおわかりですね?
そうです。

引くのではなく、押せばいい。
押して緩みを作ってその緩みを利用して引く?
そんなことをする必要もないと最近は思うようになりました。
ただ、緩みを作ることに集中します。

緩みがあれば、必ず犬は楽なはずですよね?
その楽な感じを犬の体に覚えさせるつもりで、緩みを作り続けていただきます。
(首輪でも同輪でも同じです。
ただ、同輪は接触走性が首輪よりも出やすいために
余計にふんばります、だからリード操作は難しいので頑張ってください。)

びっくりするくらい効果はあります。
まず、試してください。
犬の顔が持ち上がってくるはずですよ。楽だから。
そのついでに(?)あなたを見上げると思います。
褒められるでしょ?褒めて、おやつでもあげてみてください。
犬はどんどん自信がついてくる。
どうすればOKなのか、犬にはわかりやすいと思いますよ。


こんな時はどうするんだろう?
って時も、コメントいただければ何らかのアドバイスはできますよ。
瞬時に効果的な方法はないですが、現状を崩していくのには、他からのアドバイスも必要かもですね。


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