誤解していただきたくはないのですが、
慰めない=冷たく接する
のではありません。
人間はとかく感情的になりやすく、
犬がパニックになると、飼い主さんの方がさらに
パニックになっていること非常に多いと思います。
または、心配しすぎて過剰に反応する・・・とか。
とりあえずご自分のパニックをなんとかしましょう。
落ち着いてください、ということです。
例えば、犬がパニックになったとき、あなたは人が何を言っているか
わからない状態になりませんか?
それはもう、一種のパニックです。
深呼吸をお願いします。
ではまた、シーザーミランの本からの抜粋です。お勉強します。
犬の恐怖症を引き起こす原因はわからなくとも、
恐怖症を悪化させるものが何かはおわかりでしょうー
そう、不適切な場面で愛情を注ぐことです。
子供が怯えていたら、その子を慰めてあふれんばかりの
愛情を注ぐのは人間の心理です。
犬が怯えていたら、慰めてあふれんばかりの愛情を注ぐのは
犬の心理には適いません。
犬は別の犬が怯えていても愛情を注いだりしないのですから!
あなたの犬は幸せですかC. ミラン,メリッサ・J・ペルティエ講談社このアイテムの詳細を見る |
前の無駄吠えのところで、抱っこはOKだとお話しましたよね?
しかし、それは抱っこして慰めることではないのです。
そこのところは理解していただけてますか?
吠えるという脳の興奮状態を抱っこと言う拘束技を使って
吠えをとめる、ということです。
「かわいそうで見ていられない」
からといってあなたの不安を安らげるために、
犬をなでて、大丈夫だと声をかけていませんか?
ココは、頑張りやさんです。
大きな犬に追い掛け回されても私は手出しはしません。
(もちろんリードがついた状態です)
相当相手の犬と飼い主さんの制御が利かないと思ったときのみ
抱っこで回避します。
いつも抱っこでは、ココのプライドと自信が
粉々に砕け散ります。
乗り越えることで生き生き、自信たっぷりに家路に向かいます。
「わたしは、やったわ」by ココ
なにをやったかは、定かではありませんが・・・
とにかくやったのです。
態度を見ればわかります。
ということで、手を出したいけど我慢して
立ち直る、パニックから我に帰るのを
待つことしかできないのです。
音に恐怖症状を現す子には慰めは重荷です。
まだまだ・・・
続きます。