チャーリードッグスクール

私は社会化のドッグトレーナー

無駄吠えをどうやって止めるか(1):子犬の経験





さて、くどいようにお話が続きますが
またまたお付き合いください。

脳のお話についての復習からです。
大脳の辺縁系は、情緒をつかさどり、
大脳皮質は、高度の学習、問題解決をつかさどります。

問題行動の多くは、辺縁系のスイッチが
入りやすい状態であるということに原因があります


どういうことかというと、
犬が本能のまま、もしくは本能的な行動を
押さえるための、自制心が発達していないこと、
自制心を発達させるためのトレーニングを
積んでこなかったこと、です。

もっと言うと、子犬の頃の、経験不足・・・です。

経験とは?

慣らすことです。

慣らすために必要なことは、
飼い主さんの保護と愛情、毅然とした
一貫性のある指導による、チャレンジ精神です。
慣らしを怠ってはいけません。
子犬の一日は2週間ほどの重みがあります。
毎日を経験の場にすることが、子犬を育てる事なのですよ。

新しいものに出会ったとき、
犬はおっかなびっくり近づくでしょう。
飼い主さんは、怖がっているからと
新しいものから犬を遠ざけていてはいけません。
遠ざけてばかりでは犬の怯えは定着します。

限界を見極めつつ、パニックを起こさないように
色々な物事に、挑戦させていくのです。
はっきり言って、子犬の頃は深刻な問題は
現れることはまれです。

なので、飼い主さんは油断するのですね。

「ある日、突然怯えて吠え始めた」
とよくお聞きしますが・・・
前兆は必ずあります。

また、問題が起こるまでに
なにか対策を講じていたか、ということも気になります。

勝手にそうなったのではないのですね。
犬の性格プラス、飼い主さんの行動パターン、
経験不足により正しく脳を発達させられなかった、
これが問題行動の原因です。

なかなか厳しい言い方になってしまいましたが、
そこのところを押さえておかないと
問題行動=犬を訓練に出す
パターンを変えていくことができないので、
敢えて厳しく言ってみました。

では、正しく脳を発達させるのに必要な事は?
また、辺縁系、本能のスイッチを入り難くするために
必要な事は?

次回に続きます。