私は社会化のドッグトレーナー@犬の森

犬の森発 吠える咬む犬の問題行動研究所 @小田原

お散歩時の危険から犬を守るために

犬とお散歩している人を観察していると(いつも観察しているわけでは
ありませんが・・・)
とても気になることがひとつ、あります。

他のことはまあ、目をつむったとしてこれだけはちょっと、
と思うことを今日はお話してみたいと思います。



この写真リード使いのときにご紹介しました。
リードの持ち方の基本です。

が、みなさん大抵この左手をリードに添えていませんよね?


公園等で、自由にさせてあげる時はいいんです。
片手で持っても。

しかし・・・

街中で、自動車の通る道を歩く時、歩道を歩く時も(自転車、歩行者が
通ります。)他のお散歩をしている犬とすれ違う時も
写真のようにリードは両手で持ってください。

車道に飛び出しそうになった、
人に近づいて行きそうになった、
自転車に飛び掛りそうになった、
犬とのすれ違いでケンカになりそう、あるいは吠えてしまう・・・

このような時、片手では
犬の行動範囲がとても大きい事に気がついてほしいです。
リードの長さ分だけ360度動けます。(正確にいうと手の長さも
入ります。)
ところが、両手で持つ事によって(上の写真で言うと)左手で
犬の引っ張りをとめられる、と思いませんか?

もちろん(人が)集中力の欠けているお散歩時は
どんなに上手にリードを持っていても、犬の動きに反応できず
犬を危険な目にあわせてしまうでしょう。

ですので、必要な事は
注意力、
すれ違い時の集中力、
犬への愛情、そしてこなれたリードさばきです。
犬を危険から守ることは愛情ですよね。

犬を「ツケ」させる理由は、犬を危険から守る、
相手(他人)のことを考える(相手の安心感の)ためです。
決して自己満足にならないようにしましょう。

ちょっとした注意で、すれ違い時の咬傷事故、犬同士のケンカは
防げるはずだと思います。

これ以上犬嫌いを増やさないためにも
マナーよく歩きたいと思います。


注)時々、しつけ本の中にリードを折りたたんで
片手で持つ持ち方が紹介されていますが、
これは上級編。
飛び出す犬には対処できません。へたをするとリードが
手から離れてとても危険です。

続、注)伸縮リードはさらに危険です。公道では短めにしてロック。
犬同士からまると危険なので要注意です。


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