私は社会化のドッグトレーナー 第3章

犬の森発 吠える咬む犬の問題行動研究所 @小田原

攻撃性

食べていることを・・・褒める

昨日の記事を補足しましょうね~。 poohさんのコメント >「食べていることを誉める」 ・・・・びっくりです。 食べる前に頭を撫でながら「よし!」で食べさせていましたが、 そのままずーっと誉めていれば良かったんですね。 とありますが・・・多くのご家庭ではこのよ…

食事中の威嚇行動の予防法

我が家のお気楽3頭組です♪見事なまでに警戒心も 恥じらいもないですね。(爆) さて! 昨日の続きです。 食事前、中、後、いかなるときにも、威嚇の行動をとらせない 予防についてです。 お家に来たときから励行していただきたいです。 基本的には、 手で一…

食事中の威嚇行動の予防

もともと犬は、大抵の犬は 食べ物や、場所、とか・・・お気に入りを守る習性があります。 守る=唸る、とか唸って空噛みする、とか、歯を当てる、噛む、とかの行為ですね。 もともと習性としてある、ということは 何もしなければ、習性通り好ましくない行動…

成犬に噛み加減を教える

噛みつき・・・ 今日は 甘噛みの抑制を学ばずに、成犬になってしまった。 おやつを手であげると、勢いよく手まで食べそうな勢いとか、 そっと食べずに、思いっきり噛む・・・そのような犬のトレーニングについてです。 トレーニングと言ったって、大げさなこ…

噛む犬は悪い仔?

これはマーリンさんのところのファピ君、心配そうに見ているのはランス君。ファピ君は去年ドッグシェルターさんから里子でやって来た仔です。その経緯についてはマーリンさんのブログをご覧ください。http://mariiseisyou.blog64.fc2.com/category4-1.html仰…

ガウりの対象から注意を逸らすために

この写真を使ってガウってなるときの対処を学びます。ハナオンマさんの右手に注目。この時はまだ市ちゃんはガウってなっていた時です。それに備えてリードを後ろに引こうとしていますね。ichimamaさんも右手を首輪近くに添えて、備えています。できれば、も…

それでは、ガウってなったらどうするの?

今日は、ガウってなるときの対処法を考えてみましょう。その前に、もともと強い気質の仔と、臆病さゆえに過剰に自己防衛してしまう仔がいることをわかってあげてください。もともと強い気質の子はパピーの頃から「ガウガウ」言ったり歯をむき出したり自分の…

対犬の問題が生まれ始める時

昨日の記事、今まで、叱ることでしつけてきた方々にはなかなか飲み込めない内容だったかもしれませんね・・・でも、今現在の私のトレーニングは、そのように行っています。褒めてしつける、とHPにうたわれていても、トレーナーが来てみたらがっつり叱られて…

「ノー」はなぜ、効かないか(聞けないか)

昨日の記事の最後>攻撃的になりそうになったら、気を逸らすようにリードを引きます。「ノー」はやめてください。これを書いていて、昨年の今頃だったらこんなことは言い切らなかっただろうなぁと思いました。なぜなら、「ノー」でまず、制止すべきではない…

それぞれの、悩み

さてさて、先日のお散歩トレーニングの生徒ワンコのご紹介と、お悩みと、取り組みについて私の考え方をお話しします。 左から、初参加のミニチュアダックスのコロンちゃん。他犬、特に大型犬に吠えかかります。同じ写真のヨーキーはアスパシアちゃん。宝石の…

海馬・・・かいな?

脳のお話しを。記憶や学習に関係する海馬、ご存知ですか?また、理想の犬の育て方(スタンレー・コレン著)から抜粋します。海馬は脳に入ってきた情報を大脳皮質が処理し蓄える前に、情報を整理する役割もする。豊かな環境によって増えた脳細胞は、海馬の細…

豊かな環境で犬の脳を育てる

犬に豊かな環境を与えてください。とお話しすると、「うちには、庭もないし、家も狭いし、どこかに連れて行ってあげられるわけでもないし・・・」とおっしゃる方、多いです。犬にとって豊かな環境とは?もちろん、お庭があって自由に行ったり来たりでき家じ…

攻撃性・・・封じるか、忘れさせるか!

さてさて、とんでもなく長~~~くなってしまった攻撃性。ひとまず、終わりにしましょう。これからしばらくまた社会化をお話ししたいので。攻撃性の問題は、なかなか厄介です。なぜなら、人間側が攻撃的である、と思うことが犬には、犬の社会では当然の行為…

脳を育てるためには(2)

人間の言葉を理解させる。それは一体どうやればいいのか・・・まず、犬をパニックにさせない、ということ。人間の言葉が一切わからない犬に対するのですから、ああだこうだと、怒りの言葉を浴びせ続けるのは絶対に避けてください。むしろ!あなたが、犬の言…

脳を育てるためには(1)

今現在のペット流通の仕組みを根底から変えていかないと、犬を犬らしくその仔が持っている、犬としての良い気質を育てられないのではないか!?そう考えます。まず、母犬。姿形を優先させた繁殖ではないでしょうか?ある、形を追い求め過ぎると、攻撃性が表…

脳を育てる

犬の脳は非常にシンプル。これは犬を馬鹿にしているのではなく、事実なのです。ここがわからないと、犬が言いつけを聞かないとか、何度言ってもわからないとか、わかっているくせに、しないとか・・・腹の立つことが多いでしょう。わかっていれば、しょうが…

それは支配性ではない

昨日の宿題は提出できそうですか?はい、支配性の高いボスザル、いかにもセロトニンが少なく、攻撃性が高い、我々の犬に対する感覚からすると、そう思いませんか?しかし!違う・・・ボスザルは、静かで落ち着いている。群れを守るときだけ攻撃的になる。セ…

支配性に対する誤解

動物感覚の著者、テンプル・グランディンによる情動による攻撃の分類をご紹介します。なぜ、この攻撃性のお話をするか、ということの確認ですが。「この犬は支配的だ」簡単に発せられるこの言葉。支配性という言葉の前に、飼い主さんは無条件に心が萎えてい…

攻撃、考えたくもないけど考えないといけない項目

もう、何度もご紹介しています、「動物感覚」この本から今の時点で学んだことをお伝えします。今までの経験と重ね合わせて、納得できる理論なので。 動物感覚―アニマル・マインドを読み解くテンプル グランディン,キャサリン ジョンソン日本放送出版協会この…

攻撃性の種類、犬の習性を知る(2)

続きです。攻撃性には2種類あります。本能に組み込まれた攻撃性と、学習によって変化する攻撃性です。本能に組み込まれた攻撃は、昨日お話ししました。「殺しの行為」です。どんなに小さなチワワでも、本能として持っているのです。おもちゃを咥えて、ぶる…

攻撃性の種類、犬の習性を知る

今日は犬の攻撃性の種類について考えてみたいと思います。それは犬を知る事でもあるので考えたくはないことでも、必ず考えておかなければいけません。咬みつきは特別なことではない、飼育方法、環境によっては犬を「歯を使って意思表示する存在」にしてしま…

咬みつきの興奮を通り越させる

えっと・・・今日は記事はお休みというわけではないんですよ。下の動画は我が家のあられです。咬み猫です。だいぶ、というかすっかり落ち着きましたけど・・・まあ、しつこくすれば「シャーッ」っと怒って咬みつきます。犬よりも猫の方が、咬みに至るまでが…

皮膚感覚と咬みつき

社会化によって慣らすことの中にぜひともくわえて欲しい事。それは、飼い主さんの手に慣らす、ということです。??????どうしてこんなことを言うかというと、首輪をつけるのも必死なご家庭が少なからずあるからです。(また、ブラッシングできない、歯…

良い性格の犬が絶対に人を咬まないと保証できるか?

「うちの仔は馬鹿だから,家の人間を咬んでしょうがない。もっと利口な犬を飼おう」ちょっと待ってください。お宅の犬が利口かそうでないかは知りませんがたとえ利口でないとしても、たとえ次に利口な犬が手に入ったとしても・・・ではお聞きしますが「良い性…

咬む犬は悪い犬か?

「この仔、咬むんです。」と言われる犬でも、環境によってはそんな素振りは全く見せない、そういうこともあります。(トレーニングしてみると咬まない犬もいますね)厭味ではありません。唸ること、咬むこと、威嚇すること、これらは犬社会においては、闘争の…

自信の基本は安定感

犬が咬んだことは、失敗?そうです。甘いですか?しかし、罪だからと、咬んだ犬を片っ端から処分する世界は、正常でしょうか?(罪もない犬たちを処分する、この世界はもうすでに正常ではありませんが)スポーツの世界でも、罰を与えてトレーニングすると、…

咬んでもとがめない・・・

犬が捨て身になって攻撃してくる・・・これは絶対に避けなければいけません。たとえどんな小型犬でも、歯とあごの力は人間の想像を超えています。けれど・・・咬む、といっても人によって受け取りかたがちがいますね?また、犬が捨て身になるのには相当の理…

咬みたくて咬む犬はいるか・・・?

犬のしつけきちんとブック かみグセ解消編矢崎 潤高橋書店このアイテムの詳細を見る まず、咬みつきに関する参考書をご紹介しておきます。「かみグセ」というネーミングはいささか不満ですが、内容はとても素晴らしいと思います。咬みつきという非常にデリケ…

犬は咬む動物であるという認識

誤解のないようにここで少しいいですか?昨日の記事でお話しました、>いつだったか、追い詰めた事はありませんか? 面白くないことがあると、犬に当たっていませんか? 多頭飼いの場合、不公平な態度で接していませんでしたか? 人に見えないところで、日常…

飼い犬に咬まれるという悩み

非常にデリケートな問題です。そして解決、改善には困難な道のりであることを肝に銘じなければいけません。犬が咬む・・・犬に咬まれる・・・特効薬はありません。また、突発性咬みつきによる事故を防ぐためにご家庭の中だけで何とかしようと思うのは危険で…

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