私は社会化のドッグトレーナー

チャーリードッグスクールCDSオフィシャルブログ

【ブロマガ】犬との暮らしの基本はトレーニングの基本であるべき

横浜座学、そして宇都宮座学が終了しました。

ほぼ廃人^^;のようになっていますがいろいろ片づけていかないとと思ってます。

横浜座学ハンドアウトをこちらに載せたいと思います。

FB編投稿もご紹介しますね。

犬との暮らしの基本は ポジティブな古典的条件づけで正の強化で犬にイキイキ感を持たせて一緒に幸せに暮らす。 ということかなぁと思うのですが、それはそのままドッグトレーニングの基本であるべきかなって思っています。

名前を呼んでは良いこねって微笑んで、なでながら可愛いねぇってつぶやき。 排泄をすれば「天才!」「気持ち良かったね~、出たね~」 と喜び。

走った姿に感動し微笑んで犬とともに喜び、遊んで楽しく、そして気持ちの良い寝床を用意して一日が終わる。

たとえ問題が起きても、このベースに変わりはないはずです。 しかしどうでしょうか? 問題が起きた時、人からの愛情が多すぎると?愛情=上記の喜び、喜ぶことをなくす・・・。

という 冷たい仕打ちを、訓練だトレーニングだ、しつけだとおこなう愚かな人間の所業。 まずはそこから考え直さなければね、と思っています。

 

昨日のまとめを少し。 行動って何でしょうか?

というところからお話を始めてみました。 動物行動学と、行動分析学がごっちゃになっていると思いましたのでそれをきちんと分けていただくところから。

動物行動学、行動学って一言で言っている犬の専門家の中にもその二つを区別できていない方が多いので、飼い主さんも迷うところが多いです。

私のブログだけを読んでいるわけではないことからごっちゃになってしまってる、とこの頃特に感じています。

行動が行動の後に原因があるのか前にあるのか、超ざっくり大ざっぱに分けるとそんな感じ。

行動分析学は行動の後のメリットデメリットを見て行動を考えて行きます。

動物学での行動は、行動の前の刺激に対する反応が経験によって培われるものが行動であるとされていて反射反応も大きく行動であると定義付けられています。

犬の問題行動の多くは、不適切な行動というのは結構簡単に直ります。

簡単に直らないものが本当の問題行動だと思うのですが、吠え、攻撃性など多くの悩みになっています。

吠えや行動の後に原因を求めて行動を変えようとする結果、悪化させます。

行動の前の刺激の中で何がトリガーになっているかを観察してそれを取り去ったりそれに馴化させる、古典的条件づけで直していかなくては直りません。

そしてその過程が社会化と言われる取り組みと同義です。

だから一生涯社会化は可能であり、続けるべきなのです。

行動分析学の中で言えば その行動はオペラント行動だろうか?レスポンデント行動だろうか?で判断して取り組むべきなんですよね。まずはそこ。 細かく見ていかなくては感情の動物である犬には、行動を変えられることはむしろ迷惑だったりします。

なぜなら? 行動は出るべくして出ているから。

直すべきは行動ではないから。 刺激を調節することで出なくなるのが問題行動であったりするからです。

ここのところをしっかりまとめて、犬のしつけトレーニング、社会化を体系づけたい、です。

 

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横浜座学11月18日

テーマ

チャーリードッグスクールの全体的なお勉強の流れ (アドバイザーコースの補習的なお勉強としてもどうぞ)

●叱らない

犬の成長過程

・新生児期(生後28日目):感覚器の発達 ・3~7週目(社会化前期):犬語を学ぶ時期(特に咬みつきの抑制が行われる時期)ボディランゲージがはっきりしてくる・人間に興味が出てくる・狩猟欲の芽生え(行動に現れる)

・7~12週目(社会化期):攻撃的な行動が徐々に出始める。人は優しく接し、良い経験をたくさん積ませることが大切 比較的扱いやすい時期。問題と思える行動も出てこない時期

・13~16週(社会化後期):ホルモンにより大人びてくる。警戒心が出てきて故に脅えやすくなる。脅えから怒りやすさも出てくる。 攻撃的な行動を攻撃と受け止めないことが大切。 新しいものに脅えているわけですので、叱らない、は当然のこと。この理解の仕方と受け止めが信頼関係の基礎である。 このころしつけと称して犬に行われることが、犬に防衛欲(心)を抱かせることが往々にしてあります。甘噛み、トイレ、要求吠えなど

・8~10か月:いわゆる思春期・ボディランゲージが実力以上のものになりがちで、自分の力を試したい気持ちが出てくる。 20か月くらい、個体差がありもっと長く続くケースもある 精神的に不安定なので、訓練などはNG 。家庭内で根気よくマナーを教える。

・11か月~17か月:心身の成長が著しい・独立心が芽生え飼い主を頼ろうとしなくなる。仔犬時代の終わり。

 

叱らないということは何もしないことではありません 今までかなり犬に対して厳しいしつけをしてきて、一日中怒りっぱなし・・そして疲れて、叱らないしつけに巡り合ったとき

「もう、怒らなくていいんだ、叱らなくてもいいのね」

と。

でも、叱らないしつけというのはある意味、怒って厳しくしかり続けることよりも人間側にとって難しいことも多いです。

叱らないというのは何もしないことではありません。

だから、どうしても面倒になって、叱らなかったけどうまくいかない、ということを早々と口にするようになるのではないでしょうか。

イタズラなど失敗を未然に防ぐための環境の管理や失敗を名前を呼ぶなどの注意喚起でこちらに注目をさせ、好ましい行動に犬がたどり着くように 待つ、または誘導する、そして成功を喜ぶ。ここまでが叱らない、ということですね。

だから、環境を整える手間や注意喚起の言葉に対する犬の反応を条件づけたり誘導のコツを身に着けたり、成功を逃さず喜んであげる(=褒める) その一連を人間側が学ばなければ、うまくできない人の方が多いというわけです。

しかも犬たちは犬語で、こちらのヒートアップをなだめているので それに気が付かなければ犬との気持ちの溝はますます大きくなる。

どこから手をつけたらいいのか途方に暮れるほどにこんがらかってしまう前に まずは、叱らないということについてしっかり考えてみましょう。

●古典的条件づけ重視のトレーニング(キャプチャリングとリラックストレーニング、二次強化子)

<FBの投稿からです。>

昨日の潮風公園でのうた君(  ̄▽ ̄)十分ごろすり、ご満悦。自己紹介時には、こ~んなことしてても(  ̄▽ ̄)叱られません。

指示して座らせたりしないないように。興奮してしまったら輪から離れるか、吠えたらインターセプトするとか。

落ち着かせたい場合はマウスクリッカー(タンタンマーク、読者さんでない方にも伝わるかと(  ̄▽ ̄))で正解をキャプチャリング(=切り取って)次落ち着かせたいから無反応を返して(=カーミングシグナルの報酬)あげてください。

うた君

●犬のボディランゲージ(カーミングシグナル)

ボディランゲージについて 犬のシグナルを犬目線で読み、そして人間の使うシグナルを理解してもらう 支配性理論 オオカミの群れの理論から引き出された「パック理論」「アルファ論」「リーダー論」 犬の群れもオオカミと同じように上下関係のヒエラルキー、順位があり、メンバーはそれに従って行動する、という理論。

順位が高い=ドミナント(優位な・支配的な) 順位が低い=サブミッシブな(劣位の・従属的な) 人間の家庭でもこの順位づけに則って犬は群れ意識を持つので、人間が常にドミナントな地位を示す必要がある、という理論。

カーミングシグナルの概念 犬のカーミングシグナルとは? 不要な争いを避けるために自分の立場や感情を相手に伝える際の、 犬に生まれつき備わった非音声的言語を指します。「Calming」は"落ち着かせる"、「Signal」は"信号"という意味ですので、文字通り、「自分と相手を落ち着かせるための合図」ととらえてよいでしょう。

この合図はノルウェーの著名な動物学者であるTurid Rugaas氏が提唱し、現在27個ほどに分類されています。

犬のボディランゲージ 態度や仕草(しぐさ)などに表れる犬の感情や気持ち 追い詰められたとき、犬の行動に現れる3つのF

・Flight・・・逃げる。距離を取るために自分が飛び退く、相手から遠ざかる (リードのフラストレーションに注意)

・Freeze・・・固まる。体全体がこわばって頭を下げ腰は引ける。防御の態勢。極度の恐怖

・Fight・・・攻撃する。逃げたり固まったり、それでも追い詰められたりすると採取的には攻撃に転じる。

犬によっては学習して、有利な方法を取る。逃げたり固まったり穏便に行動をとれない犬は最初から攻撃に入るというケースもある。

感情のエスカレーション

緊張を示す軽いカーミングシグナル

強めのカーミングシグナル

転移咬み(近くにあるものを噛む)

吠える

唸る

歯を見せる

空咬み

咬み

●犬の欲求階層(動物福祉)

動物福祉とは 【動物福祉】とは一言でいえば、「動物が精神的・肉体的に充分健康で、幸福であり、環境とも調和していること」です。

5つの自由(5フリーダム)

福祉の基本

1. 飢えと渇きからの自由 • その動物にとって適切かつ栄養的に十分な食物が与えられていますか? • いつでもきれいな水が飲めるようになっていますか?

2. 不快からの自由 • その動物にとって適切な環境下で飼育されていますか? • その環境は清潔に維持されていますか? • その環境に風雪雨や炎天を避けられる快適な休息場所がありますか? • その環境に怪我をするような鋭利な突起物はないですか?

3. 痛み・傷害・病気からの自由 • 病気にならないように普段から健康管理・予防はしていますか? • 痛み、外傷あるいは疾病の兆候を示していませんか? そうであれば、その状態が、診療され、治療されていますか?

4. 恐怖や抑圧からの自由 • 動物は恐怖や精神的苦痛(不安)や多大なストレスがかかっている兆候を示していませんか? そうであれば、原因を確認し、的確な対応が取れていますか?

5. 正常な行動を表現する自由 • 動物が正常な行動を表現するための十分な空間・適切な環境が与えられていますか? • 動物がその習性に応じて群れあるいは単独で飼育されていますか?

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 ●ハンドリング(リード使い) ●行動のとらえ方

動物行動学に於いての「行動」の定義とオペラント学習において(行動分析学)の行動の定義の違いから考えてみましょう。

行動分析学の行動の定義 死人テストを通過したすべての活動 →なぜその行動をするのかは行動の後の変化を見る

・行動学の行動の定義 さまざまな刺激に対して働きかける時に示す動き →刺激は外部刺激(=体の外)と内部刺激(体の中)があり、なぜその行動をするのかという時に刺激を探る