私は社会化のドッグトレーナー

チャーリードッグスクールCDSオフィシャルブログ

【ブロマガ】杉並座学終了しました

杉並座学、終了しました。 これで2014年の夏の座学が終了ということになります。 今の時点で到達していることをすべてお話しました。 またこれから考えていくことは、犬という動物の本質に迫ることになるのかな、と思っています。

犬が犬であること。 なぜ犬が人に惹かれ人が犬に惹かれるのかなとか。 人間は進化したつもりで時代に大きな忘れ物をしているのかも。 犬との暮らしで少しでも思い出せますように、考える機会を与えてくれてありがとうね、と、想いは尽きません。

皆さん、お疲れ様でした。またブログや散トレでよろしくお願いいたしますm(__)m

結論は(笑) 好子による介入による行動の制御 ですかね。 学習理論に則ってはいません。

以下は本日のハンドアウトです。かっこがいっぱい。

かっこの中に文字を当てはめながら進行しました。 後日説明していきましょう。

名前を呼んでおやつの理解をしていただくことで何ができるか? 大きな希望と困難もチャレンジと感じられる力強さが生まれる理論ではないかな。

それでも自分一人で難しかったら、同じ理論の元犬育てしている人と繋がって立ち向かえるという希望も生まれます。

そう言う希望に満ちた犬育てのために、まだまだ犬を考え続けたいと思います。 **************

杉並座学9月26日(金)

*名前を呼んでおやつ(古典的条件づけ)をしっかりマスターする *理論 *取り組みのイロハ

●基礎トレ三項目 ①(     ) ②(     ) ③(     )

●条件づけには (   )条件づけと(    )条件づけとがあります。

●行動には (   )行動と(   )行動とがあります。

●「名前を呼んでおやつ」 は(   )条件づけ=刺激と刺激の対提示によって(   )を作る過程のネーミングです。

従来の用語            

行動分析学入門独特の用語 正の強化子(強化子)       

好子

正の強化               

好子出現による強化 負の強化子(罰子)        

嫌子 負の強化              

嫌子消失による強化

 

では次に、学習理論の復習

行動随伴性(behavior contingency)とはオペラント行動の自発頻度の変化とそれが自発された直後の環境の変化との関係をいう。

行動随伴性には

1.好子出現による強化(    )

2.好子消失による弱化(    )

3.嫌子出現による弱化(    )

4.嫌子消失による強化(    ) の4種類がある。

ではここで吠えについて考えます。

・犬が外の物音に警戒して(吠えた)→(     )

・犬が(要求吠えをした)→(     )

(    )の中は人の介入方法が入りますが、人はどう対応すればいいでしょうか? 考えてみましょう。

吠えは人で言ったら(    ) だからそれは相手との(    )ツールであると考えられないでしょうか? そう考えると、上記の(   )の中に行動を弱化させる弱化子を入れることばかり考えていると・・・?そう言うオペラントチックな対応では? コミュニケーションガ破たんしているといっても過言ではない、と思うのですが。

正の弱化=嫌子の出現 負の弱化=好子の消失 吠え、を問題視する行動と捉えて、それを弱化させることが矯正であり、解決法である。

一切吠えないようにという考え方が非人道的な方法に結び付くかと思います。

動物福祉と動物の権利

もう一度 行動には(    )行動と(    )行動とがあります。

*9月21日の横浜座学の時の、パフちゃんのママのお話を例に。 自傷行動で自分の尻尾を追い咬みついて傷だらけになる、というケースにこれまで 無視し続けることを教わってきた、と。

飼い主の注目を得たことで(これがメリット)行動が強化される、から 負の弱化(飼い主の注目がなくなる)を狙って、無視しろと。

これはやがてバーストが起き 行動が消去される・・・であろうと。 無駄吠えと言われるものに対しても、学習理論に則って指示される対処法かなと思います。

犬の行動をやめさせたいとき、従来法(強制的な訓練法)は正の弱化 そして、陽性強化と言われる方がたは負の弱化を使うと、いうことです。

私の方法は? 弱化子だけど罰ではない。

とブログでお話しし続けて・・・ただし 正の弱化、弱化子は嫌子であるという定義があります。

だから弱化子だけど罰ではない、という言葉は学習理論に喧嘩を売っていると、書きました。

ただ、 吠えの行動の後に名前を呼ぶとか、大丈夫よとか 一見好子と思われる飼い主の注目を与えると・・・犬の吠えが止むのはどうしてか?

叱る代わりに名前を呼ぼう と書籍にも書きました。

その意味は? 叱り口調で呼ぶのではなく、名前とおやつの(   )によって名前が犬にとっての(   )になっていれば、 犬が何かに反応して次吠えるまでの間に意思が必ずあるはずで、その意思に対して呼びかけ、にならないかな?という理屈です。(オペラント行動だとしても好子で弱化できる理由)

または? 恐怖や不安による反射的な行動(   行動)から吠えが出た場合、まずはその感情をなだめる必要があります。それができればおのずと行動は出る幕がない、ということになりませんか?

●古典的条件づけをトレーニングに生かすということ マグネットが基礎トレ、お散歩トレーニングの中で合同で行うことの意味って考えたことはありますか? 大きすぎる刺激(苦手なもの)から気をそらすことができませんかね?これが、刺激を調節してあげるということの一つです。

名前を呼べば集中できるくらいの苦手度。 おやつで気をそらせば集中できる苦手度。 どちらもマグネット有効ですね。

おやつなんて見向きもしない・・・でもマグネットで手について歩く練習を重ねていると、手をかざして 「さあ、マグネットだよ」 で犬を集中させることができませんか?おやつは食べられないけど必死について来れる犬たち、多いです。動きと集中で、苦手なものを見て感じて固まってしまう犬にとても良いリラックス法です。動いてリラックスします。 リラックスさせようと思うと、なぜかリードを踏んで動けないように伏せさせるがセオリーになっているかと思いますが 動くことで、また手=ハンドターゲットが嬉しいものであれば探す、ついていく、追いかけるといった本能を刺激してより苦手なものから意識をそらすことができるかと思います。 だから犬が嫌い人混みがダメ、音がダメ、ダメなものが多い犬にまずはマグネットでリラックスさせられるようにお散歩トレーニングという刺激の中で練習していきます。 飼い主さんも体を動かしますので(手だけではなく体を動かしてくださいね)お互いリラックスできると思います。(2014-09-18)

●オンリードのおいで オンリードのおいで、 ついてこさせるという大きな目的のためのトレーニングではありません。 これも飼い主さんへのトレーニングが主目的です。 いつもリードを引いて指示を伝えていると、リードを引かないということがかなり難しいと思います。 反対に、ゆるゆるリードではいいのですが、気持ちのコンタクトが取れていない状態だと 飼い主の動きについて来ようという気持ちは生まれない、だからおいでを教える時に リードを引きたくないから、じゃあおやつでとなりやすいのかもしれません。 犬を動かす時はリードを緩める、 という感覚です。癖になるまで行ってください。 お題の 社会欲に訴え、というのは飼い主についていきたいという気持ちに訴える、犬から離れるという行動で、 リードを引く強制ではなく、ということ。 狩猟欲をくすぐるのは、動くものにとっさについて動く本能を刺激する、 そういう欲や本能と上手に付き合って取り組みたいですね、というお話でした。

●トラウマ克服には トラウマを消すことが一生できないのか?という質問に対して、トラウマとは恐怖体験によって心に強く残る不快な記憶のことで、どうしてトラウマが忘れられないのかというと、恐怖を回避するために無意識のうちに脳が思い返すから、と書いてある。 トラウマを消すには忘れようとするのではなく「回避できた」という記憶を手に入れることが大切。

入門 脳の不思議 (TJMOOK)
クリエーター情報なし
宝島社

↑こちらの本からですけどね。 また続いて 電車に乗ることが怖ければ「電車に乗っても大丈夫だった」という経験をする。口で言うほど簡単な問題ではないが、恐怖体験を回避体験の記憶で塗り替えることにより、トラウマは克服できる。 脳の研究が進むと、命にとっての希望が見えてきますよね。 またこちらは、先日の座学でもご紹介した記事です。 不快な記憶の「書き換え」、マウス実験で成功 国際研究 http://www.afpbb.com/articles/-/3024310

犬が嫌い、他の犬との体験で恐怖からトラウマができてしまったとき 犬から回避できた、という経験から進んで、犬に会っても大丈夫だった、に持っていきたいわけですね。 犬に会わない=回避ではありません。 そう言う基本的な、取り組みのための基礎を学んでいただいた上での合同トレーニングでないと なかなか飼い主さんの気持ちが逃げてしまうので、犬はそれを見て犬を追い払う行動が強化されてしまうのでしょう。 ただ、トラウマの上書きは可能ですから、そういう意味で社会化は一生涯可能である、ということです。